キュウリ 育て方

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キュウリ ツルと葉ばかり

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所要時間 約 7分

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Q:キュウリを地植えで育てています。

 

最初の実はなんとか収穫でき、これからどんどん実を収穫できると思っていたのですが、
それっきり収穫できません。

 

雌花は咲いているのですが、実が大きくならずに落ちてしまったり、
育ってもかなり時間がかかっています。

 

ツルと葉はどんどん育っていて、株が弱っているということはなさそうです。

 

肥料は2週間に1回ですが、粒状の化成肥料を与えています。

水は毎朝たっぷり与えているので、肥料や水が切れているということも考えにくいです。

 

日当たりの良い場所なので、日照不足もないと思います。

 

キュウリを育てるのは初めてなのですが、
たくさん収穫できると思っていたので少し残念です。

 

どうして実がとれないのでしょうか。

 

A:肥料過多の可能性が高いです。

 

 

[キュウリ ツルと葉ばかり]

 

 

キュウリは丈夫で育てやすい野菜ではありますが、
ちょっとしたことで不調が出ることもあります。

 

特に病気や害虫の被害が見られなくても、何か別のことが原因で、
着果不良や生育不良が起こり、思うように収穫できないこともあるのです。

 

雌花が咲いてもそのまま育たず落ちる、
実の肥大に時間がかかる原因はいくつかあります。

 

こちらに原因をまとめているので、参考にしてください。

 

「キュウリ 実が枯れる」

 

これらの原因の中で、今回当てはまりそうなものは、肥料過多です。

 

キュウリが順調に育つためには、十分な養水分が必要になります。

 

けれど、あまりにも多く肥料や水分を与えていると、
生育が促されるどころか、不調が起こります。

 

ツルも葉もどんどん生長して、一見するととても元気そうに見えていますが、
実が正常に育っていないところを見ると、不調と言えるでしょう。

 

肥料成分の中でも特に窒素が多いと、いわゆる「ツルぼけ」という状態になります。
ツルや葉ばかりが生長し、実が育たない状態を指す言葉です。

 

ツルぼけの原因となるのは、肥料過多や水分過多です。

 

・追肥の量に注意
キュウリの一番果を収穫した後、嬉しくなってどんどん育ってもらおうと、
たくさん追肥をしてしまう方がいますが、これはかなり危険です。

 

肥料過多になることでツルぼけの可能性が高くなり、
結果としてほとんど収穫ができなくなるためです。

 

追肥は、肥料の種類によって頻度が変わります。

 

粒状などの固形になっている肥料は、少しずつ水分に溶けだしていくので、
肥効期間が長いです。

 

そのため、2週間~3週間に1回与えるのが基本です。
また、窒素・リン酸・カリの配分が同等か、リン酸が多めのものがお勧めです。

 

窒素が多いとツルぼけしやすく、収穫した実の食味が悪くなることもあります。

 

液体肥料であれば、1週間に1回が目安となります。

固形肥料、液体肥料のどちらを使う場合でも、濃度や量を増やすのは避けます。

 

固形肥料の量を増やしたり、液体肥料の濃度を高くすると、
一時的に土中の肥料濃度が上がり、根傷みを起こします。

 

また、肥料が効きすぎることで、ツルぼけを誘発させます。

 

使っている肥料の種類やメーカーによって、適切な量は異なります。
パッケージなどに記載されている分量を目安に、多くなりすぎないように与えます。

 

・毎日水やりは過湿の原因に
追肥も要注意ですが、実は水やりもむやみに行っていると危険です。

 

粒状の固形肥料を使っている場合、水に触れることで肥料成分が溶けだしていきます。

 

水がたっぷりある状態が続くと、どんどん肥料成分が溶けだしていき、
肥料濃度が高くなっていきます。

 

そのため、適量の追肥を行っていても、一時的に肥料濃度が高くなり、
ツルぼけに助長することがあるのです。

 

肥料濃度が高くなるだけでなく、まだ土が乾いていないうちに水やりをすると、
常に湿気た状態となるため、過湿によって根が傷みます。

 

根が傷めば、養水分を吸い上げられなくなり、地上部の元気もなくなります。

 

現状はまだ地上部も元気に育っているので良いですが、
しだいに元気もなくなってくるようであれば、
地下の根が過湿で傷んでいる可能性も出てくるのが注意します。

 

キュウリは水切れに弱いですが、過湿も避けたいところです。

 

地植えで土質も普通なのであれば、毎朝必ず水やりをしなくても、
水切れを起こさずに済むことが多いです。

 

雨が降れば、それが水やりの代わりにもなるので、
土の状態を確認してから水やりをするようにしましょう。

 

 

■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方

キュウリ プランター 初めての追肥

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所要時間 約 4分

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Q:キュウリの苗をプランターに植えて育てています。
植え付けからまだ1週間ほどですが、肥料はいつ与えれば良いですか?

 

A:植え付けから2週間後くらいが目安になります。

 

 

[キュウリ プランター 初めての追肥]

 

 

キュウリは、世界的に見ても栄養が少ない野菜だといわれています。

 

その分、たっぷりの水分が含まれているので、
夏の暑い時期に丸かじりすると、涼やかな気分になります。

 

丸ごとの状態で割りばしなどに刺し、
浅漬けにして豪快に食べるキュウリもとてもおいしいです。

 

そんなキュウリですが、栽培中は株を生長させるため、ある程度の養分が必要になります。
基本的な養分は、大きな葉に太陽光を受けることによって光合成をし、作りだせます。

 

けれど、家庭菜園として、収穫を楽しむくらいに実を育てたいのであれば、
人間の手による追肥も必要不可欠です。

 

・最初の追肥
キュウリは意外と生育スピードが早く、実の肥大もとても早いです。
ピーク時には、1日で実が巨大なウリのように大きく育つこともあるほどです。

 

そんなキュウリなので、肥料が切れると生育不良が起こりやすく、
それまでの着果などのストレスから、急激に枯死することもあります。

 

そのため、キュウリ栽培では追肥が重要なポイントになるのですが、
プランター栽培と地植えでは、初めての追肥のタイミングが変わります。

 

プランター栽培の場合、地植えよりも土の量が少ないです。
その上、水やりの時に、余計な水がプランターの底から流れ出てくるまでたっぷり与えます。

 

この流れ出た水の中には、土中の含まれる養分も溶け込んでいるため、
地植えに比べると、肥料成分が流亡しやすいのです。

 

そのため、プランター栽培であれば、植え付けから2週間後くらいから、
追肥をスタートさせるのがお勧めです。

 

・肥料の種類
キュウリ栽培で使う肥料は、粒状の肥料と液体肥料のどちらでも構いません。

 

この2つの違いは、肥効の長さです。

 

粒状の肥料の場合、水に触れると少量ずつ溶けだすため、長く効果が続きます。

 

対して液体肥料は、水で薄めた肥料を与えるため、水やりごとに養分が流れ出やすく、
粒状の肥料よりも肥効継続期間が短くなります。

 

粒状の肥料の場合は2週間に1回、
液体肥料の場合は1週間に1回のペースで与えると、ちょうどよい肥効となります。

 

もちろん、追肥をしていたとしても、特定の養分が足りなくなる欠乏症や、
反対に養分が多すぎることによる過剰症が出ることもあります。

 

何か異変が起こったら、何が原因かを早くに突き止め、対策をとりましょう。

 

 

■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方

キュウリの受粉は必要?

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所要時間 約 4分

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キュウリは受粉が必要なの? 受粉のコツは?

 

 

ウリ科のキュウリの花は、トマトやナスなどナス科の果菜類と違い、

雄花と雌花が別々の場所に咲きます。

 

基本的にはキュウリは受粉の必要はありません。
それは何故なのか、受粉したらどうなるのか詳しくご説明します。

キュウリにアリが?

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アリがたくさんいたら、要注意です

 

 

キュウリを、地植えしたり、1階でプランター栽培している場合などは、
キュウリの周りに、たくさんのアリが寄ってくることがあります。

 

アリ自体はキュウリの葉や花を食べるわけではありません。
アリがツルや実、花などにアリがうろうろしているときには、
別の害虫がキュウリについている可能性があることを意味しています。

キュウリ 水やりすぎ

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所要時間 約 8分

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キュウリをじょうぶに生長させるには、水、光、土などのバランスが大切です

 

 

キュウリは夏野菜の中でも、水を特に好むと言われています。
それは、キュウリの実のほとんどが水分であることと、
葉が大きく水分の蒸散量が多いためです。

 

水を好むといっても、
蒸散量や生長に必要な水分を大きく上回るほどの水分量では、
水やりのしすぎとなります。

 

キュウリ栽培で水やりをしすぎると、どのような状態になるのでしょうか。

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管理人=片岡静
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