ホーム » アーカイブ
Q:キュウリの苗をプランターに植えて育てています。
植え付けからまだ1週間ほどですが、肥料はいつ与えれば良いですか?
A:植え付けから2週間後くらいが目安になります。
[キュウリ プランター 初めての追肥]
キュウリは、世界的に見ても栄養が少ない野菜だといわれています。
その分、たっぷりの水分が含まれているので、
夏の暑い時期に丸かじりすると、涼やかな気分になります。
丸ごとの状態で割りばしなどに刺し、
浅漬けにして豪快に食べるキュウリもとてもおいしいです。
そんなキュウリですが、栽培中は株を生長させるため、ある程度の養分が必要になります。
基本的な養分は、大きな葉に太陽光を受けることによって光合成をし、作りだせます。
けれど、家庭菜園として、収穫を楽しむくらいに実を育てたいのであれば、
人間の手による追肥も必要不可欠です。
・最初の追肥
キュウリは意外と生育スピードが早く、実の肥大もとても早いです。
ピーク時には、1日で実が巨大なウリのように大きく育つこともあるほどです。
そんなキュウリなので、肥料が切れると生育不良が起こりやすく、
それまでの着果などのストレスから、急激に枯死することもあります。
そのため、キュウリ栽培では追肥が重要なポイントになるのですが、
プランター栽培と地植えでは、初めての追肥のタイミングが変わります。
プランター栽培の場合、地植えよりも土の量が少ないです。
その上、水やりの時に、余計な水がプランターの底から流れ出てくるまでたっぷり与えます。
この流れ出た水の中には、土中の含まれる養分も溶け込んでいるため、
地植えに比べると、肥料成分が流亡しやすいのです。
そのため、プランター栽培であれば、植え付けから2週間後くらいから、
追肥をスタートさせるのがお勧めです。
・肥料の種類
キュウリ栽培で使う肥料は、粒状の肥料と液体肥料のどちらでも構いません。
この2つの違いは、肥効の長さです。
粒状の肥料の場合、水に触れると少量ずつ溶けだすため、長く効果が続きます。
対して液体肥料は、水で薄めた肥料を与えるため、水やりごとに養分が流れ出やすく、
粒状の肥料よりも肥効継続期間が短くなります。
粒状の肥料の場合は2週間に1回、
液体肥料の場合は1週間に1回のペースで与えると、ちょうどよい肥効となります。
もちろん、追肥をしていたとしても、特定の養分が足りなくなる欠乏症や、
反対に養分が多すぎることによる過剰症が出ることもあります。
何か異変が起こったら、何が原因かを早くに突き止め、対策をとりましょう。