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Q:キュウリを地植えで育てています。
最初の実はなんとか収穫でき、これからどんどん実を収穫できると思っていたのですが、
それっきり収穫できません。
雌花は咲いているのですが、実が大きくならずに落ちてしまったり、
育ってもかなり時間がかかっています。
ツルと葉はどんどん育っていて、株が弱っているということはなさそうです。
肥料は2週間に1回ですが、粒状の化成肥料を与えています。
水は毎朝たっぷり与えているので、肥料や水が切れているということも考えにくいです。
日当たりの良い場所なので、日照不足もないと思います。
キュウリを育てるのは初めてなのですが、
たくさん収穫できると思っていたので少し残念です。
どうして実がとれないのでしょうか。
A:肥料過多の可能性が高いです。
[キュウリ ツルと葉ばかり]
キュウリは丈夫で育てやすい野菜ではありますが、
ちょっとしたことで不調が出ることもあります。
特に病気や害虫の被害が見られなくても、何か別のことが原因で、
着果不良や生育不良が起こり、思うように収穫できないこともあるのです。
雌花が咲いてもそのまま育たず落ちる、
実の肥大に時間がかかる原因はいくつかあります。
こちらに原因をまとめているので、参考にしてください。
これらの原因の中で、今回当てはまりそうなものは、肥料過多です。
キュウリが順調に育つためには、十分な養水分が必要になります。
けれど、あまりにも多く肥料や水分を与えていると、
生育が促されるどころか、不調が起こります。
ツルも葉もどんどん生長して、一見するととても元気そうに見えていますが、
実が正常に育っていないところを見ると、不調と言えるでしょう。
肥料成分の中でも特に窒素が多いと、いわゆる「ツルぼけ」という状態になります。
ツルや葉ばかりが生長し、実が育たない状態を指す言葉です。
ツルぼけの原因となるのは、肥料過多や水分過多です。
・追肥の量に注意
キュウリの一番果を収穫した後、嬉しくなってどんどん育ってもらおうと、
たくさん追肥をしてしまう方がいますが、これはかなり危険です。
肥料過多になることでツルぼけの可能性が高くなり、
結果としてほとんど収穫ができなくなるためです。
追肥は、肥料の種類によって頻度が変わります。
粒状などの固形になっている肥料は、少しずつ水分に溶けだしていくので、
肥効期間が長いです。
そのため、2週間~3週間に1回与えるのが基本です。
また、窒素・リン酸・カリの配分が同等か、リン酸が多めのものがお勧めです。
窒素が多いとツルぼけしやすく、収穫した実の食味が悪くなることもあります。
液体肥料であれば、1週間に1回が目安となります。
固形肥料、液体肥料のどちらを使う場合でも、濃度や量を増やすのは避けます。
固形肥料の量を増やしたり、液体肥料の濃度を高くすると、
一時的に土中の肥料濃度が上がり、根傷みを起こします。
また、肥料が効きすぎることで、ツルぼけを誘発させます。
使っている肥料の種類やメーカーによって、適切な量は異なります。
パッケージなどに記載されている分量を目安に、多くなりすぎないように与えます。
・毎日水やりは過湿の原因に
追肥も要注意ですが、実は水やりもむやみに行っていると危険です。
粒状の固形肥料を使っている場合、水に触れることで肥料成分が溶けだしていきます。
水がたっぷりある状態が続くと、どんどん肥料成分が溶けだしていき、
肥料濃度が高くなっていきます。
そのため、適量の追肥を行っていても、一時的に肥料濃度が高くなり、
ツルぼけに助長することがあるのです。
肥料濃度が高くなるだけでなく、まだ土が乾いていないうちに水やりをすると、
常に湿気た状態となるため、過湿によって根が傷みます。
根が傷めば、養水分を吸い上げられなくなり、地上部の元気もなくなります。
現状はまだ地上部も元気に育っているので良いですが、
しだいに元気もなくなってくるようであれば、
地下の根が過湿で傷んでいる可能性も出てくるのが注意します。
キュウリは水切れに弱いですが、過湿も避けたいところです。
地植えで土質も普通なのであれば、毎朝必ず水やりをしなくても、
水切れを起こさずに済むことが多いです。
雨が降れば、それが水やりの代わりにもなるので、
土の状態を確認してから水やりをするようにしましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方
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Q:キュウリの苗をプランターに植えて育てています。
植え付けからまだ1週間ほどですが、肥料はいつ与えれば良いですか?
A:植え付けから2週間後くらいが目安になります。
[キュウリ プランター 初めての追肥]
キュウリは、世界的に見ても栄養が少ない野菜だといわれています。
その分、たっぷりの水分が含まれているので、
夏の暑い時期に丸かじりすると、涼やかな気分になります。
丸ごとの状態で割りばしなどに刺し、
浅漬けにして豪快に食べるキュウリもとてもおいしいです。
そんなキュウリですが、栽培中は株を生長させるため、ある程度の養分が必要になります。
基本的な養分は、大きな葉に太陽光を受けることによって光合成をし、作りだせます。
けれど、家庭菜園として、収穫を楽しむくらいに実を育てたいのであれば、
人間の手による追肥も必要不可欠です。
・最初の追肥
キュウリは意外と生育スピードが早く、実の肥大もとても早いです。
ピーク時には、1日で実が巨大なウリのように大きく育つこともあるほどです。
そんなキュウリなので、肥料が切れると生育不良が起こりやすく、
それまでの着果などのストレスから、急激に枯死することもあります。
そのため、キュウリ栽培では追肥が重要なポイントになるのですが、
プランター栽培と地植えでは、初めての追肥のタイミングが変わります。
プランター栽培の場合、地植えよりも土の量が少ないです。
その上、水やりの時に、余計な水がプランターの底から流れ出てくるまでたっぷり与えます。
この流れ出た水の中には、土中の含まれる養分も溶け込んでいるため、
地植えに比べると、肥料成分が流亡しやすいのです。
そのため、プランター栽培であれば、植え付けから2週間後くらいから、
追肥をスタートさせるのがお勧めです。
・肥料の種類
キュウリ栽培で使う肥料は、粒状の肥料と液体肥料のどちらでも構いません。
この2つの違いは、肥効の長さです。
粒状の肥料の場合、水に触れると少量ずつ溶けだすため、長く効果が続きます。
対して液体肥料は、水で薄めた肥料を与えるため、水やりごとに養分が流れ出やすく、
粒状の肥料よりも肥効継続期間が短くなります。
粒状の肥料の場合は2週間に1回、
液体肥料の場合は1週間に1回のペースで与えると、ちょうどよい肥効となります。
もちろん、追肥をしていたとしても、特定の養分が足りなくなる欠乏症や、
反対に養分が多すぎることによる過剰症が出ることもあります。
何か異変が起こったら、何が原因かを早くに突き止め、対策をとりましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方
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■キュウリ 簡単浅漬け
キュウリは漬物にしてもとてもおいしい野菜ですが、
漬物を作るのは、時間も手間もかかり面倒なイメージではありませんか?
手間のかかる漬物もありますが、
できるだけ簡単に、短時間で作りたいという場合は、浅漬けがお勧めです。
シンプルな味付けなのでアレンジがきいて、
しかも短時間できちんとごはんのおかずとして仕上がります。
パリパリとしたキュウリの食感がたまりません。
たくさんある時に一気に作っておいて、数日かけて食べきるのもお勧めです。
●材料
キュウリ……2本
塩……キュウリの重要の2%
ショウガ……1/2かけ
昆布……3cm×4cm
●作り方
1.キュウリは表面をさっと水で洗い、水気をふきとります。
キュウリにイボがついている場合は、
表面を少量の塩でこすってイボを落としておきます。
ヘタを切り落とし、縦半分に切った後、5~7mmほどの斜め半月切りにします。
ショウガは皮を剥き、千切りにします。
昆布は乾燥した状態のまま、キッチンバサミなどを使って細く切ります。
2.密閉できるビニール袋に、計量した塩とキュウリを入れ、
口を閉じて全体がなじむように軽くもみます。
塩がキュウリになじんだら、ショウガと昆布を加えて口を閉じ、
全体が混ざるようにもみこみます。
全体が混ざったら、袋の中の空気を抜いて口とぴっちりと閉じ、
冷蔵庫に30分ほど入れておきます。
3.昆布が水分を吸って戻っていたら、器に盛って出来上がりです。
●ポイント
レシピではキュウリの分量は2本になっていますが、
本数は増えても減っても構いません。
ショウガが苦手な方は、昆布だけにしても大丈夫です。
塩の量は、キュウリの重さを必ずはかり、その2%の重さを準備します。
30分ほど漬けておけば、昆布も戻って食べられるようになります。
さらに一晩漬けておくとさらに味がなじんでおいしくなります。
昆布から粘りが出て、出来上がりの水分にとろみがつくことがあります。
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普通のキュウリは大きい!
もっと小さいキュウリをという方はいらっしゃいませんか?
サラダ、漬物、ピクルスに最適のミニキュウリ、
特徴と育て方をご紹介していきます。
ミニキュウリの大きさは品種によって違いますが12~15cm程度、
重さは20g~40gと小柄なキュウリで、食べきりサイズです。
食味は普通のキュウリと変わらずジューシーで美味。
普通のキュウリは21~22cmで、これでは大きすぎる!
そんな方にミニキュウリはオススメです。
小ぶりなサイズで一度で食べきれますし、
小さいお子さんも食べやすい大きさです。
ミニキュウリは、過繁茂になりにくいので
特にプランター栽培、鉢栽培に、育てやすく向いています。
手ごろなサイズのキュウリ、ベランダでミニキュウリを育てませんか?
栽培の仕方はほとんど変わりませんが要点をご紹介していきますね。
キュウリやトマトなど夏野菜のピクルスはおいしいです
[ミニキュウリの育て方]
■ミニキュウリの育て方
・プランター、鉢の大きさ
普通のキュウリと同じように大型のプランターを用意してください。
詳しくは キュウリ プランター 育て方 をご覧ください。
>>キュウリ プランターの育て方
・苗の準備
基本的には普通のキュウリと同じ苗の選び方で良いです。
株全体を見てしっかりして健康なものを選びましょう。
苗の選び方は、こちらを参考にしてください。
>>キュウリ 苗の選び方
そのものズバリの品種も♪
・土の準備
主にプランター、鉢栽培向けですので、
プランター、鉢での栽培方法をご説明します。
まず土は野菜培養土を使用します。
自作する場合の配合はこちらを参考にしてください。
◎用土を自作する場合
赤玉土 40~60%
パーライト 0~20%
腐葉土 30~40%
これだけでは肥料が入っていない状態なので、
化成肥料を10Lあたり10g~30g
苦土石灰を10Lあたり10g
・植え付け
普通のキュウリと同じように行ってください。
遅霜には注意するようにします。
・水やり
普通のキュウリと同じように行ってください。
・支柱
ミニキュウリとはいえ、つる、葉は大きくなりますので支柱を用意します。
2mくらいの長さが扱いやすいです。
その他の栽培方法は、一般のキュウリと同じです。
・支柱立て
支柱の立て方はプランターであれば、
プランターの両端に支柱を1本ずつ立て、横に2本通して固定する方法か、
スクリーン仕立てが良いです。
鉢の場合は、鉢の三箇所に支柱を立て、3つを纏めて上部固定する方法か、
朝顔のように、あんどん仕立てが栽培しやすいです。
■参考
・ミニキュウリ おすすめ品種
・ミニキュウリ栽培のコツ
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
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]]>The post ミニキュウリ おすすめ品種 first appeared on キュウリの育て方.com.
]]>ミニキュウリ、ラリーノの一番果、房成りが楽しみです
キュウリは神経質なところもあって、栽培は意外と難しいです。
キュウリ栽培に失敗したら、ミニキュウリの栽培をお勧めします。
ミニキュウリは管理しやすく、次々と実がなり美味な品種が多く、
キュウリ栽培に自信が持てるようになるのが魅力です。
ミニキュウリにも色々な品種があるので、
その中でもおすすめの品種をご紹介します。
[ミニキュウリ おすすめ品種]
■ミニキュウリ おすすめ品種は?
・リル
サカタのタネから販売されているリルは、
通常のキュウリより一回り小さいサイズの実がつく品種です。
だいたい12cm~15cmほどが収穫適期サイズとなり、
漬物などに重宝できるサイズです。
強健で育てやすく、1節に複数の実がつくので、
家庭菜園でも十分な収量が見込めます。
・プチット
株式会社ときわ研究場が出しているプチットは、
12cm~13cmが収穫適期のミニキュウリです。
表皮は濃い緑色で光沢があり、イボがほとんどありません。
表皮がつるっとしているので、収穫などの作業時に手やつる、
葉を傷める心配がなく、調理も簡単です。
ラリーノ
・ラリーノ
神田育種農場で作られたラリーノは、10cm前後が収穫適期サイズです。
ラリーノには2種類の品種があり、一般的な濃い緑色をしたラリーノと、
淡いパステルグリーンの表皮を持つラリーノホワイトがあります。
どちらも1節に複数の実がつき、房なりとなるので、
一度にたくさんのミニキュウリを収穫できます。
また、株全体がややコンパクトなので、地植え栽培だけでなく、
ベランダなどのスペースが限られた場所でも、育てやすいのが魅力です。
・千成シリーズ
中原採種場が改良して作った千成シリーズには、ミニミニ千成・ドカナリ千成・
カリカリ千成の3種類があります。
ミニミニ千成は、実の長さが8cm前後とシリーズの中でも特に小さいのが特徴です。
体は小さくても、キュウリ本来の食味が楽しめます。
ドカナリ千成は、名前の通りたくさんの実を収穫できます。
1節に10cm前後の実が1果~3果つくため、
たくさんのミニキュウリを収穫したい人にお勧めです。
カリカリ千成は、他の千成シリーズよりもカリカリとした食感が特徴です。
実の長さは12cm~13cmほどで、キュウリ本来の香りはあるものの、
青臭さや苦みがなく、とても食べやすい食味の良い品種です。
ミニQ
・ミニQ
トキタ種苗から出ているミニQは、実の長さが8cm~10cmほどです。
生育がのってくると、各節に複数の実が着果し、たくさんの実を収穫できます。
パリッとした食感と皮の薄さが魅力で、サラダなどの生食の他、
漬物や炒め物にも使えます。
小さいサイズを利用し、丸ごとの状態で浅漬けにするのも面白そうです。
ピッコロ C)HORTUS社
・ピッコロ
イタリアのHORTUS社が出しているのが、ピッコロというミニキュウリです。
ピッコロは海外の種苗メーカーが出しているミニキュウリで、
ピクルスによく使われます。
表皮は明るいグリーンで、イボがあるのが特徴的です。
実の形が少しずんぐりとして、ピクルスにするとコリっとした食感が楽しめます。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方
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]]>The post キュウリの豚巻き first appeared on キュウリの育て方.com.
]]>
■キュウリの豚巻き
キュウリはほとんどが水分でできているためか、
パリパリシャキシャキした食感があっても、
どこか物足りない、水っぽい食べ物と思われることが多いです。
けれど、調理の仕方によっては、ガツンと食べ応えのある、
ボリュームおかずに変身することができます。
キュウリは意外と油との相性が良く、特に豚肉と合わせると、
豚肉の甘みのある脂と旨みによって、劇的に変わります。
今回は、そんなキュウリと相性抜群の豚肉を合わせたレシピです。
使う材料はとても少なく、簡単に作れるので時間のない時にもお勧めです。
焼肉のタレを使ってしっかりと味付けをしているので、
ご飯のおともにはもちろん、おつまみにも使えます。
●材料
キュウリ……2本
豚バラ肉(薄切り)……適量
塩コショウ……適量
焼肉のタレ……適量
サラダ油……小さじ1~小さじ2
●作り方
縞目に皮を剥いてからさっと洗って水気をふき取ります。
食べやすい長さに3等分~4等分します。
豚バラ肉は、片面に塩コショウをふって下味をつけておきます。
2.キュウリの周りに、豚バラ肉を巻きます。
この時、塩コショウをした面が内側になるように巻きます。
フライパンが温まったら、巻き終わりを下にしてキュウリを入れ、
豚肉全面に焼き色がつくように時々返しながら焼きます。
豚肉に焼き色がついたら、キッチンペーパーなどで余分な脂をふき取り、
焼肉のタレを加えます。
焼肉のタレの水分を飛ばしつつ、キュウリを転がしてタレを絡めます。
キュウリに焼肉のタレが絡んだら、お皿に盛り付けて出来上がりです。
●ポイント
豚バラ肉は、長くカットしているものがお勧めですが、
少し短めのものをつないで巻いても作れます。
豚バラ肉を巻く時は、できるだけきつく巻いてください。
巻き終わり部分は、必ず下に肉がついている状態にしておきます。
こうすると焼いた時に肉と肉がくっついて、はがれ防止になります。
タレを加える前に、必ず余分な油をふき取ってください。
油が多い状態でタレを入れると、跳ねて危ないのと、キュウリに味がのりにくくなります。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方
The post キュウリの豚巻き first appeared on キュウリの育て方.com.
]]>The post キュウリ栽培 10月 first appeared on キュウリの育て方.com.
]]>終わりに近づいたキュウリ
キュウリは夏の野菜というイメージがあります。
けれど、実は育て方や栽培方法によっては、秋にも収穫が可能です。
農家では年中栽培されているキュウリですが、家庭菜園では夏と秋がメインとなります。
10月に入って気温が下がってくると、
真夏よりもキュウリには適した環境を作りやすいように感じます。
けれど、10月でもキュウリが育てられるのでしょうか。
[キュウリ栽培 10月]
■10月のキュウリ
10月に入ると、9月と比べて暑さが引いていきます。
夜間は涼しく、日中も風が涼やかになって過ごしやすくなります。
キュウリは夏野菜の中では暑さが苦手で、
真夏には暑さによってバテやすいといわれています。
10月くらいの気温なら、キュウリにとっては過ごしやすいはずです。
ところが、10月は春と違って日照時間が徐々に短くなります。
キュウリが育ちやすいかどうかは、気温とプラスして日照時間も重要になります。
また、気温もキュウリ栽培に適する期間があまり長くなく、
春とは違って気温が下がってきます。
気温が下がって日照時間が短くなると、どうしても生育が悪くなりやすく、
キュウリは調子を崩します。
そのため、秋は栽培期間が短くなりやすいのです。
春から育てているキュウリは、すでに十分な栽培期間を経ていますが、
秋キュウリはスタートが遅い分、栽培期間も短くなります。
その年の天候によっては、寒くなるギリギリまで収穫が楽しめることもありますが、
そろそろ栽培終了を考える時期であることに変わりはありません。
■10月の作業
・水やり、追肥
10月に入っても、まだツルが伸びていて花が咲き、
実がついている状態であれば、水やりと追肥の作業を続けます。
ただ、春から育てていたものはかなり疲れている時期ですし、
低温と日照不足によって、秋キュウリも調子を崩しやすくなってきます。
また、10月は予想外の長雨が降ったかと思ったら、
乾燥した日が続いたりと、お天気が読みにくくなる時期でもあります。
水やりに加えて、乾燥している日は葉水を与えるのも効果的ですが、
あまり多量の葉水を与えると、キュウリの周りの温度が下がりやすくなるので注意します。
また、夕方までに不要な湿気が抜けきれないということも出てくるので、
風通しや採光にも気を配りましょう。
・栽培終了
春から育てているキュウリも、秋キュウリも、そろそろ栽培が終わる時期に入ってきます。
もちろん、まだ調子よく育っているのであれば、そのまま育てても構いません。
けれど、急激に調子を崩して枯れることもありますし、
病気が広がることもあるので、こまめな見回りが必要になります。
大切に育ててきたキュウリが弱っていくのは残念ですが、
来年に向けて思い切って栽培を終了させ、次の栽培に準備しておくのがお勧めです。
・栽培後の片付け
キュウリが枯れるなどして栽培を終了させたら、
次の栽培のためにも片付けを始めましょう。
この時期になると、栽培後に植え付けられる野菜も限られますが、
タマネギなどであればまだ間に合います。
また、翌年の春まで何も育てない、畑を休ませるという場合でも、
早めに片付けておく必要があります。
キュウリはツルが長く伸びているので、
水分を多く含んだ状態から一気に片付けるのは難しいこともあります。
親ヅルの地際を切って1週間ほど置いておくと、
長く伸びたツルや大きな葉がしおれて扱いやすくなります。
土の中に広がった根も、意外と広く伸びているので、
掘り上げて一度ふるいにかけ、根などの余分なものを取り除きます。
根の付近や根そのもに、
センチュウやウリハムシなどの害虫が潜んでいる可能性もあるため、
できるだけふるっておくことで安心感が高まります。
地上部はツルや葉をネットや支柱からはずし、処分します。
支柱やネットなどは、できれば一度洗ってよく乾かし、
次回も使えるように直射の当たらない場所に保管しておきます。
鉢やプランターで栽培していた場合、キュウリを植えていた容器もよく洗い、
乾かして保管しておきます。
土がついたままだと、その土に病害虫が潜んでいる可能性があるためです。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方
The post キュウリ栽培 10月 first appeared on キュウリの育て方.com.
]]>The post キュウリの受粉は必要? first appeared on キュウリの育て方.com.
]]>キュウリは受粉が必要なの? 受粉のコツは?
ウリ科のキュウリの花は、トマトやナスなどナス科の果菜類と違い、
雄花と雌花が別々の場所に咲きます。
基本的にはキュウリは受粉の必要はありません。
それは何故なのか、受粉したらどうなるのか詳しくご説明します。
[キュウリの受粉は?]
■キュウリの受粉は?
・キュウリは雄花と雌花が別
トマトやナスなどのナス科の果菜類は、
一つの花のなかに雄しべと雌しべがあり、
雌しべに花粉がつくことで受粉され、実が付きます。
しかしキュウリの花のつきかたは、ナス科の果菜類と違い、
雄花と雌花が別々の場所に咲きます。
これはウリ科の特徴なんですね。
・カボチャやスイカの授粉
しかし、カボチャやスイカなどのウリ科は、人工的に受粉を行う必要があります。
受粉の仕方は雄花を摘み、花びらをとって雄しべのみの状態にし
雄しべの花粉を雌花の雌しべにつけることで受粉が完了します。
そして、実をつけ、肥大します。
このように人工的に受粉させることを人工授粉と言います。
受粉せずに実るキュウリ
・キュウリは授粉せずに肥大
カボチャやスイカなどと違い、キュウリは受粉しなくても、
実が大きくなる性質を持っている品種(=単為結果性)が多く、
一般的に栽培されているキュウリは単為結果性が強い品種なので、
人工的に受粉をしなくても、キュウリが実をつけ、肥大します。
*単為結果性とは、受粉しくても実をつけ、肥大する性質のことです。
雌花さえあればキュウリが実をつけます。単為結果性が強いので、
雄花はほとんど必要ないと言えます。
現在、品種改良により雄花が出ないまたは咲かない品種もあります。
雌花が咲いていれば実をつけますので問題はないです。
受粉したキュウリは、食感が悪いです
・キュウリが授粉すると?
通常、キュウリを受粉させると種ができ、その周りを硬い皮や殻が覆います。
キュウリは単為結果性を持っていて、この単為結果性でできた実は、
無核果と言い、種の周りの硬い皮などが無い状態になります。
キュウリを食べると種がないことが分かると思います。
受粉すると、種の周りに少ししっかりした皮ができてしまい、
食感があまりよくなくなります。
食べることはできますが、受粉しないほうがおいしいです。
なので、良いキュウリを作るためには、
良い雌花を咲かせることが重要になります。
■良い雌花を咲かせるには?
・日当たりの良い場所で栽培する
・肥料切れを起こさないようにする
・水分不足にならないように気をつける
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 苗の選び方
The post キュウリの受粉は必要? first appeared on キュウリの育て方.com.
]]>The post キュウリにアリが? first appeared on キュウリの育て方.com.
]]>アリがたくさんいたら、要注意です
キュウリを、地植えしたり、1階でプランター栽培している場合などは、
キュウリの周りに、たくさんのアリが寄ってくることがあります。
アリ自体はキュウリの葉や花を食べるわけではありません。
アリがツルや実、花などにアリがうろうろしているときには、
別の害虫がキュウリについている可能性があることを意味しています。
[キュウリにアリが?]
■アブラムシ
キュウリにつく害虫の中に、アブラムシがいます。
アブラムシはキュウリの葉などから汁を吸って繁殖します。
数が少なければまだ良いのですが、アブラムシは繁殖力がとても強いため、
どんどん数を増やし続けます。
吸われる汁の量が増えれば、キュウリの株はどんどん弱っていきます。
体力を奪われて弱った株は、病気にかかりやすくなったり、
他の害虫につかれやすくなることもあります。
またアブラムシは、ウィルス性の病気を媒介することもあるため、要注意です。
ウィルス性の病気は、感染してしまうと治療が難しいものが多く、
他の株に伝染しないように、できるだけ早く抜きとって処分しなければなりません。
このように、アブラムシはキュウリにとってとても厄介な害虫なのです。
アリの居るところには、アブラムシが居ることが多いです
■アリとアブラムシの関係
では、アリとアブラムシとはどのような関係があるのでしょうか。
アブラムシは植物の汁を吸い、排泄物として甘い汁を出します。
アリはアブラムシの出す甘い汁が大好きです。
アブラムシの出す甘い汁にはアリが寄ってくる、
つまりアリがいるところにはアブラムシがいる可能性が高いということになります。
しかも、アリはアブラムシから甘い汁をもらう代わりに、
アブラムシの天敵であるテントウムシを追い払う役目をします。
実際に、アブラムシを食べようと近づいてきたテントウムシの成虫を、
アリが噛んで追い払う姿が見られます。
アブラムシはキュウリにとっても厄介な害虫なので、できれば防除したいです。
キュウリにアリがたかっているのを見つけたら、
そこにアブラムシがいないかを良く見ておくようにしましょう。
アリの巣
■アリがいたら?
キュウリにアリがいるのを見つけても、アリだけなら特に何もする必要はありません。
どちらかというと、アリがアブラムシがいるかどうかのバロメーターになります。
もしキュウリの花や葉、ツルにアリを見つけたら、歩く先を追ってみましょう。
気づかなかった細かい部分にアブラムシがいて、
それを目当てに歩いているのかもしれません。
もしアブラムシがいるのを見つけたら、アブラムシを駆除しておきます。
まだ数が少ないうちであれば、粘着テープなどを使って捕殺します。
あるいは強めの水流で洗い流すだけでも効果があります。
アブラムシが数を増やしている場合は、薬剤などを使って防除することもできます。
アブラムシを駆除すれば、アリがくることも減るでしょう。
ただ、キュウリが花や葉の付け根などから出す蜜や水分を求めて、
アリがきている可能性もあります。
アリがいるからといって、絶対にアブラムシがいるとは限りません。
また、アリが何かキュウリに悪さをするわけではないので、
むやみやたらに薬剤を使う必要もありません。
アリがいる先には、アリのエサとなるものがあります。
虫の死骸や蜜、アブラムシの出す排泄物などがエサとなるため、
アリの行動を観察することは、病害虫の発見を早めることにもつながります。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方
The post キュウリにアリが? first appeared on キュウリの育て方.com.
]]>The post JAうご産キュウリ ブラック first appeared on キュウリの育て方.com.
]]>JAうご産キュウリ ブラック
日本の市場で高い評価を得ているキュウリの一つに、
秋田県羽後町で生産されている、ブラックとよばれているキュウリがあります。
ブラックは、30年以上前から最高級キュウリとして名高い元西キュウリの生産地で生まれ、
元西キュウリの良いところを受け継いで、人気を博しています。
超一流品ともいわれている、JAうごのつくる「ブラック」
いったい、どんなキュウリなのでしょうか?
[JAうご産キュウリ ブラック]
■JAうご産キュウリ ブラック
・ブラックという名前の由来とは?
キュウリというのは、一般的に緑色をしています。
白いものや、黄緑色のものもありますが、普通は鮮やかなグリーン色をしています。
そんなキュウリに「ブラック」という名前がついているのは何故なのでしょうか?
それは、箱の色に秘密がありました。
JAうご産のキュウリは、市場の中でも、最高級の品質を誇ります。
JAうご産のキュウリと一目で分かるように、黒い箱を使って出荷しているのです。
野菜が出荷されるダンボールと言えば、茶色いものや、白いものが主流です。
しかし、JAうご産のキュウリは、真っ黒いダンボールです。
これが、JAうご産のキュウリが「ブラック」と呼ばれている理由です。
・ブルームレスのおいしいキュウリ
ブラックは、昔ながらのパリッとした食感、みずみずしさ、爽やかな香りと、
ちょっと独特なほろ苦さが味わえる、とてもおいしいキュウリです。
イボのないブルームレスタイプのキュウリが主流になって以来、
ややキュウリの味がおちたように感じている人も多いと思いますが、
ブラックは、ブルームレスながら、それを感じさせない、とてもおいしいキュウリです。
■JAうご産キュウリ ブラックの栽培のコツ
JAうご産のキュウリ、ブラックは、ハウスにて栽培されています。
キュウリはとても生長が早く、とり遅れる心配が出てくるので、
成りはじめると、生産者は毎日朝夕休みなく収穫作業が行われます。
だいたい、5月~11月頃がブラックの収穫期です。
・購入方法
種苗を購入することは出来ませんが、ブラックは通販でも購入可能です。
とくに、お米やオクラ、小松菜やトマトなどもいっしょにセットになった、
とれたて野菜セットはおすすめです。
JAうごオンラインショップから購入できます。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方
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