ピカピカ胡瓜
ピカピカ胡瓜は、小林種苗店の自社オリジナル品種です。
小林種苗店さんはいろいろな種苗の取り扱いをしていますが、
ピカピカ胡瓜のように、一部オリジナルでも品種を発表している会社です。
ネット通販サイトとしても品揃えが良く、とてもおすすめです。
■ピカピカ胡瓜の特徴
・省力品種
省力品種とは、少ない手間で栽培が出来る品種のことです。
ピカピカ胡瓜の場合はうどんこ病やべと病に強く、
スタミナのある品種なので、病害虫の防除などの手間が省け、
簡単に育てることができます。
初期生育はやや大人しいですが、
後期までしっかり生育するので収穫の波も少なく、安定しています。
・果実
果実の大きさは約21~22センチで、果実の太さは中くらいです。
果実の色は濃い緑色でテリが感じられ、
まるでスーパーに並べられているような市場性の高いキュウリが収穫できます。
また、尻太果や胴細果、曲がり果といった、
いわゆるクズ果の発生が少ないのも魅力です。
果揃いが良く、おすそ分けしても、
恥ずかしくないレベルのキュウリが自宅でも栽培できます。
・主枝雌花率と草姿
主枝雌花率は3月~5月まきで50~60パーセント、
各1つずつ果実がなるのが基本です。
側枝の太さは中くらいで、草勢も良く、高温・乾燥期でも栽培しやすい品種です。
■ピカピカ胡瓜の栽培のコツ
・若苗での定植がおすすめです。
初期の生育を安定化させることで収量も増えます。
・完熟堆肥を多めに入れ、良く耕してください。
元肥もやや多め、有機質肥料を主体にします。
・7節目までの側枝、雌花は早めに除去し、
それ以降の側枝は中段までの1節目、上段は2節目で摘芯します。
孫づるに関しても草勢も見て摘芯しますが、
生長点が大きく健康な側枝が常に3~4本あるように調整します。
・初期より収穫量が多いので追肥は雌花が開花し始めた頃から始めます。
その後は、7日~10日ごとに1回追肥を行うようにしてください。
・生育中期以降はあまり強い剪定は行わないようにしましょう。
レモンきゅうり
レモンきゅうりという食べ物を知っていますか?
果物なのか、野菜なのかさえ判別しにくい名前ですが、
レモンきゅうりというのは、レモンのような色、
形をしたキュウリのことです。
レモンはミカン科のミカン属の常緑低木ですが、
レモンきゅうりはウリ科のキュウリ属に属する野菜(果菜類)です。
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風神
風神は、カネコ種苗株式会社のキュウリの品種です。
枝の動きが良く、形も安定していて、とても育てやすいキュウリです。
とくに、うどんこ病への高い耐病性に期待できる品種なので、
なるべく薬剤を少なく栽培したい方におすすめの品種です。
それゆえ、直売所での販売にもおすすめできます。
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おてがるキュウリ よしなり
おてがるキュウリ よしなりは、サカタのタネの品種です。
サカタのタネでは、プロの農家向け品種と、
家庭菜園向け品種とを分けて販売しています。
よしなりは家庭菜園向けとして販売されている品種になりますので、
栽培は容易で、とても育てやすく収穫しやすいキュウリです。
■おてがるキュウリ よしなりの特徴
・気温の変化に強い
よしなりは、低温期、高温期ともに耐性のある品種です。
耐寒性、耐暑性のある品種は気温の変化に強いため、
草勢が安定し、収穫初期から後期まで、元気に育てることができます。
・病気に強い
さらによしなりは、べと病、褐斑病、うどんこ病に耐性のある品種です。
家庭菜園でのキュウリ栽培では、
薬剤を出来るだけ少なく栽培したいと考えている方が多いと思います。
よしなりであれば、薬剤の散布を最小限に抑えることが出来るので、
お子様のお口にも安心・安全のキュウリが収穫できます。
・多収種
収穫の波が少なく、安定してキュウリが収穫できます。
収穫初期や後期もしっかり量がとれるので、たくさん収穫したい方にもおすすめです。
■おてがるキュウリ よしなりの栽培のコツ
・土作り
植え付けの10~14日前になったら、1平方メートルに対し、
苦土石灰を約150グラム、7~10日前になったら完熟堆肥約3キロ、
有機配合肥料約100グラムを入れ、良く耕しておきます。
畝は幅約100センチほどで作り、合掌仕立ての支柱を立てます。
株間は約50~60センチ、条間は約60センチの2条植えがおすすめです。
キュウリの根は下よりも横に伸びる性質をもつので、
深くまで耕すというよりは、浅く広く土作りを行うと良いです。
尚、プランターやコンテナでの栽培も可能です。
・連作障害に注意
ウリ科(スイカやゴーヤ、カボチャなど)の作物を栽培した場所でのキュウリ栽培は、
2~3年空けて行うようにしてください。
連続して同じウリ科の作物を栽培すると、
土の中の養分が偏り、さまざまな悪影響を及ぼします。
病気に強いよしなりですが、
連作障害が出ると病気にもかかりやすくなるので充分注意が必要です。
・植え付け
種まきはポリポットに行い、本葉3~4枚まで育て、若苗を定植させます。
・管理
側枝は下から5~6節目くらいまでは摘み取り、
その上の4~5節目は1枚止め、それ以上は2~3枚止め、上位2~3節は1枚止めにします。
アブラムシは爆発的に増えるので、防除します
・害虫
注意したいのは、アブラムシです。
アブラムシは葉に群がり、キュウリの栄養を吸汁し、生育を阻害します。
また、アブラムシはウィルス病を媒介するので、アブラムシの発生はとても危険です。
発見したら紙テープなどにくっつけて取ります。
また光るものを嫌うので、アブラムシ駆除シートなどをして防除に努めましょう。
・収穫
収穫適期サイズは、果実の長さが約21センチです。
理想は、早朝と夕方の1日2回の収穫です。
朝と夕方、たった半日ですがキュウリは大きく生長します。
とり遅れないためにも、1日2回の収穫を心がけてください。
万里の香り
万里の香りは、短系四葉胡瓜の一代交配種で、
株式会社タカヤマシードより販売されています。
「万里」とあるように、短系四葉胡瓜は中国にルーツをもつ品種で、
とても歯切れが良く、生食から加熱調理まで、
さまざまな調理方法で美味しく食べられるキュウリです。
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