ピクルスキュウリ
ピクルスキュウリは、その名前の通り、
ピクルス用につくられたキュウリ品種です。
日本にはキュウリのお漬物という食卓の定番がありますが、
ヨーロッパなどの各国で日本の漬物に代わるものはピクルスです。
そのため、西洋ではピクルスキュウリのような、
ピクルス漬けに適したキュウリの品種も多く販売されています。
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ラリーノPro
ラリーノProは、神田育種農場の人気品種、
「ラリーノシリーズ」の1つです。
ラリーノシリーズはどれもミニキュウリで、
病気に強く育てやすいのが人気の秘密です。
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ミニキュウリ サラ
ミニキュウリ サラは、サカタのタネのミニキュウリの品種です。
サカタのタネから出ているミニキュウリの品種にはもう1つ、
リルがありますが、リルと比べてサラは、ハウス抑制栽培や、
ハウス半抑制栽培、トンネル栽培に適したプロ向けの品種です。
家庭菜園での栽培の場合は、サラよりもリルの方がおすすめですが、
サラはハウスで抑制栽培すれば、8月中旬~冬にかけて、
長く収穫できるというメリットがあります。
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スタートダッシュ節成
スタートダッシュ節成は、サカタのタネの節成性キュウリです。
とくにサラダなどの生食に適したキュウリでとても歯切れが良く、
食感が楽しめるキュウリです。
キャッチコピーは、「つぎつぎとれる節成キュウリ」で、
その名前の通り、収穫のはじめからたくさんとれるキュウリです。
■スタートダッシュ節成の特徴
・節成性とは?
節成性とは、親づるの各節に雌花をつける性質のことです。
キュウリはこの節成性の他、飛び節成り性、
中間性の成り方がありますが、
一番育てやすいタイプがこの節成性のキュウリです。
しかし、節成性は親づるのみを伸ばして果実をつけるため、
親づる以外にも雌花がつく飛び節成性の方が総収量は多くなる傾向にあります。
スタートダッシュする分、他のキュウリと比べ、
終わりの時期を迎えるのも早いです。
家庭菜園では、親づるのみを伸ばす分、
少ないスペースでの栽培ができ、育てやすいので、
節成性キュウリはとてもおすすめです。
プランターやコンテナの栽培にも向いているタイプです。
■スタートダッシュ節成の栽培のコツ
・栽培環境
植え付けの2週間ほど前に畑の準備を始めます。
まずは苦土石灰150グラムほどを入れ、
1週間前になったら完熟堆肥3キロ、有機配合肥料100グラムも施します。
畝幅は約100センチで、合掌造りの支柱がおすすめです。
露地栽培の場合の株間は50~60センチ、
プランター栽培の場合は40センチほど取りましょう。
・種まき~植え付け
ポリポット(3号)に種を2~3粒ずつまき、
本葉3~4枚の頃に若苗として定植します。
・管理方法
若苗で植え付け、初期生育を促します。
側枝は下から5~6節目までは摘み取り、
それより上の4~5節は1枚止め、
それ以降は2~3枚止めし、上位2~3節は1枚止めとします。
・病害虫の防除
アブラムシは葉に群生して吸汁し、生育を阻害するだけではなく、
ウイルス病を媒介するおそれがあります。
キュウリ栽培におけるウイルス病は非常に怖いので、
早期発見、防除に努めてください。
アブラムシはキラキラと光るものを苦手とするので、
シルバーのマルチングをしておくと予防につながります。
炭疽病、つる枯病、べと病などの病気は、
多湿になると発生しやすくなるため、出来るだけ水はけを良くし、
風通しや日当たりにも気を配ります。
スタートダッシュ節成はモロキュウも美味しい
・収穫
収穫適期サイズは約21~22センチです。
スタートダッシュ節成などの節成性キュウリは収穫した果実の分、
しっかり水やりや追肥を行わないと株がすぐにバテてしまいます。
そうならないためにも、収穫は早めに行い、
5~6本収穫したら1回追肥を与えるようにします。
・保存方法とおいしい食べ方
収穫したキュウリはポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室に保管します。
野菜室でないと冷やしすぎて、
低温障害が起こるため、必ず野菜室を使うようにします。
サラダやお漬物などに適したキュウリですが、
若どりしたものなど少し小さいものはモロキュウやウメキュウがおすすめです。
グッドラック
グッドラックは、株式会社タカヤマシード
「高農交配」のキュウリの品種です。
短系白イボキュウリで、栽培も易しく、
家庭菜園での栽培に適しています。
グッドラックは、キュウリがかかりやすいうどんこ病、
べと病に耐病性をもっているので、その点でも非常に栽培しやすいです。
■グッドラックの特徴
・暑さに強い
夏野菜のキュウリも、さすがに日本の高温で乾燥する夏は暑さにやられます。
しかし、グッドラックは暑さへの耐暑性もあるので、
暑い夏でも良い生育が得られ、収量を保つことができます。
キュウリは夏バテしている時や予防にピッタリな食材なので、
是非、キュウリを栽培し、しっかり水分補給をしてください。
・病気に強い
キュウリ栽培で特に注意したいのは、うどんこ病とべと病です。
うどんこ病とは、うどん粉のような白い斑点があらわれる病気で、カビが原因です。
キュウリ栽培だけではなく、トマトやナス、
イチゴなどもかかりやすい病気で、
家庭菜園を行う上で、必ずぶつかる壁でもあります。
べと病は、黄色っぽい斑点が出る病気です。
ウリ科の作物に多い病気で、うどんこ病と同じくカビが原因です。
グッドラックは、このカビが原因となる2つの病気に強く、
病害虫の被害にあいにくい品種です。
・果実
果実の大きさはやや短く、約21~22センチが収穫の適期です。
暑さに強いため、真夏でも、
鮮やかなグリーンのキュウリが収穫でき、秀品が多いです。
お尻だけが太ってしまったり、逆に細くなってしまったり、
果実が曲がってしまうことも少なく、とても形の良いキュウリが収穫できます。
・品種の特性
主枝の雌花率は3~4月まきの場合、60~70パーセントと高く、
側枝も連続して雌花がつくので、たくさんの果実がなります。
葉は丸みがあり、中くらいの大きさです。
・栽培のポイント
キュウリは生育が旺盛で肥料を多く好みます。
元肥は少し多めに入れ、収穫がはじまったら、
追肥も忘れずに行い、肥料切れが起こらないようにしましょう。