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おてがるキュウリ よしなり
おてがるキュウリ よしなりは、サカタのタネの品種です。
サカタのタネでは、プロの農家向け品種と、
家庭菜園向け品種とを分けて販売しています。
よしなりは家庭菜園向けとして販売されている品種になりますので、
栽培は容易で、とても育てやすく収穫しやすいキュウリです。
■おてがるキュウリ よしなりの特徴
・気温の変化に強い
よしなりは、低温期、高温期ともに耐性のある品種です。
耐寒性、耐暑性のある品種は気温の変化に強いため、
草勢が安定し、収穫初期から後期まで、元気に育てることができます。
・病気に強い
さらによしなりは、べと病、褐斑病、うどんこ病に耐性のある品種です。
家庭菜園でのキュウリ栽培では、
薬剤を出来るだけ少なく栽培したいと考えている方が多いと思います。
よしなりであれば、薬剤の散布を最小限に抑えることが出来るので、
お子様のお口にも安心・安全のキュウリが収穫できます。
・多収種
収穫の波が少なく、安定してキュウリが収穫できます。
収穫初期や後期もしっかり量がとれるので、たくさん収穫したい方にもおすすめです。
■おてがるキュウリ よしなりの栽培のコツ
・土作り
植え付けの10~14日前になったら、1平方メートルに対し、
苦土石灰を約150グラム、7~10日前になったら完熟堆肥約3キロ、
有機配合肥料約100グラムを入れ、良く耕しておきます。
畝は幅約100センチほどで作り、合掌仕立ての支柱を立てます。
株間は約50~60センチ、条間は約60センチの2条植えがおすすめです。
キュウリの根は下よりも横に伸びる性質をもつので、
深くまで耕すというよりは、浅く広く土作りを行うと良いです。
尚、プランターやコンテナでの栽培も可能です。
・連作障害に注意
ウリ科(スイカやゴーヤ、カボチャなど)の作物を栽培した場所でのキュウリ栽培は、
2~3年空けて行うようにしてください。
連続して同じウリ科の作物を栽培すると、
土の中の養分が偏り、さまざまな悪影響を及ぼします。
病気に強いよしなりですが、
連作障害が出ると病気にもかかりやすくなるので充分注意が必要です。
・植え付け
種まきはポリポットに行い、本葉3~4枚まで育て、若苗を定植させます。
・管理
側枝は下から5~6節目くらいまでは摘み取り、
その上の4~5節目は1枚止め、それ以上は2~3枚止め、上位2~3節は1枚止めにします。
アブラムシは爆発的に増えるので、防除します
・害虫
注意したいのは、アブラムシです。
アブラムシは葉に群がり、キュウリの栄養を吸汁し、生育を阻害します。
また、アブラムシはウィルス病を媒介するので、アブラムシの発生はとても危険です。
発見したら紙テープなどにくっつけて取ります。
また光るものを嫌うので、アブラムシ駆除シートなどをして防除に努めましょう。
・収穫
収穫適期サイズは、果実の長さが約21センチです。
理想は、早朝と夕方の1日2回の収穫です。
朝と夕方、たった半日ですがキュウリは大きく生長します。
とり遅れないためにも、1日2回の収穫を心がけてください。