あおい節成
あおい節成は、神田育種農場 神田交配のキュウリの品種です。
完全節成性の主枝に着果する品種で初期収量をあげることができます。
このあおいシリーズは他にもたくさん品種がありますが、
あおい節成はその中でも、定番中の定番として人気があります。
あおいシリーズのあおい節成について紹介していきます。
[あおい節成]
■あおい節成の特徴
・草姿、草勢
低い位置でも、着果と肥大が良いので側枝に着果するタイプの品種と比べ、
はじめから多くのキュウリがなります。
また、栽培期間を通して安定した収穫が得られるのも魅力です。
・果実
果実の大きさは、約23センチくらいです。
一般的なキュウリと比べて同じくらいか、やや長いか、といったサイズです。
形は円筒形に良く揃い、クズ果が少ないのが特徴です。
秀品率は80パーセント以上にもなります。
鮮やかなグリーンにツヤがあり、イボが高くないので日持ちしやすい品種でもあります。
意外と家庭菜園のキュウリ栽培では、消費するキュウリよりも、
収穫できるキュウリの方が多くなってしまうこともあるので、
日持ちしやすいのも大きなメリットになります。
・低温伸張性
9~10度でもちゃんと生育するので、夜間の温度管理が容易です。
・耐病性
斑点細菌病にとくに強い品種です。
・あおいシリーズ
あおいシリーズは、あおい節成の他、あおい節成地這、あおい中長、
あおい抑制があるので、栽培方法などお好みで選ぶことができます。
■あおい節成の栽培のコツ
・適作型
ハウス栽培やトンネル栽培に適しています。
・栽培スケジュール
ハウス栽培の場合は、12~3月頃に種まきを行い、
2~8月頃に収穫となります。
トンネル栽培の場合は、2~4月頃に種まきを行い、
4月~8月頃に収穫となります。
お住まいの地域で栽培スケジュールが変わってきます。
・植え付け
3.3平方メートルあたり、7~8株くらいの定植がおすすめです。
あまり混みあうと、作業が大変になる他、生育にも影響を及ぼすことがあります。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方