キュウリを栽培していて楽しみなことは、収穫する時です!
初めてキュウリを育てる方は、
どうやって収穫するのか分からないということもあるでしょう。
こちらでは、キュウリの収穫方法のポイントとコツをご紹介します。
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キュウリ栽培では、色々な肥料要素が欠かせません。
どれかが欠けると、欠乏症状が出てうまく育ちません。
足りないよりは多すぎる方が良いかというと、そうでもありません。
特定の要素が多すぎる状態になると、今度は過剰症状が出るようになります。
中でも亜鉛過剰になると、キュウリにはどのような症状が出るのでしょうか。
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キュウリを栽培する際、必要な栄養素は色々あります。
基本となるチッソ・リン酸・カリのほかにも、
鉄や亜鉛などの微量要素も必要不可欠です。
何かが不足すると、欠乏の症状が出ます。
中でも、鉄が不足すると鉄欠乏になります。
キュウリが鉄欠乏になると、どのような症状が出るのでしょうか。
[キュウリ 鉄欠乏]
■主な症状
・葉の黄化
キュウリが鉄欠乏になると、葉の黄化が見られるようになります。
どのような生理障害になるかによって、症状が出やすい葉の位置が変わります。
また、同じ黄化症状でも、どのような黄化になるのかも違ってきます。
鉄欠乏の場合は、新芽や新芽に近い上位葉に症状が出ます。
葉に出るおもな症状は黄化です。
葉全体が淡い黄色に薄まりますが、よく見ると葉脈の緑がうっすらと残ります。
生理障害や病気の中には、黄化の後に壊死症状が見られる場合もありますが、
鉄欠乏の場合は褐色に変色する壊死症状は見られません。
鉄欠乏の症状が出た後、きちんとした環境下で栽培することによって、
新芽などに症状が出なくなります。
ただ、すでに鉄欠乏の症状が出ている葉に関しては、
正常な栽培環境に戻したとしても、症状が改善されることはありません。
・葉や根の生育不良
水耕栽培では、養液交換の時などに、根の状態を見ることができます。
この時、新芽付近の葉だけでなく、根の様子がおかしい場合は、
何かしらの生理障害や病気が疑えます。
鉄欠乏の場合、新芽があまり大きく育たないことも症状の1つです。
水耕栽培などで根を確認してみると、地下の根もあまり育っていないことが多いです。
正常に育っているキュウリと、鉄欠乏に陥っているキュウリの葉や根を比べてみると、
生育不良になっていることがよくわかります。
■主な原因
・アルカリ性土壌
基本的な栽培環境や土壌環境、養液管理ができていれば、
鉄欠乏になることは稀です。
ただ、土の酸度や養液の状態によっては、鉄欠乏が出やすくなります。
鉄欠乏は、アルカリ性になっていると出やすいといわれています。
メキシコ砂漠のアルカリ性土壌で栽培されていたキュウリには、
鉄欠乏のはっきりとした症状がでたそうです。
また、水耕栽培を行っている場合、ロックウールを利用している影響や、
重金属元素が入り込むことによって、鉄欠乏が起こりやすくなります。
もちろん、養液がアルカリ性になっている場合も、鉄欠乏の症状が出やすくなります。
■対策
・酸度の調整
土中の微量要素を補給するとともに、酸度の調整を行いましょう。
キュウリは、弱酸性の酸度がお勧めです。
数値でいえば、6.0~6.5くらいが適正です。
日本は雨が多く、酸性に傾きやすいといわれています。
けれど、ハウス栽培を続けていて雨が当たらない場所や、
周りの環境によっては、アルカリ性に傾くこともあります。
極端に酸度が狂わないよう、定期的に酸度の計測を行い、
酸度調整をしておきましょう。
■判断基準
生理障害や病気の中には、葉の黄化症状が見られるものが多くあります。
その中でも、鉄欠乏の場合は、上位葉や新芽に黄化症状が出ることや、
黄化後の壊死が見られないこと、
新芽や根の生育不良などによって見分けることができます。