キュウリを育てていて、花が咲かなくて困った、
最初は咲いていたのに咲かないということはありませんか?
また、キュウリは雄花と雌花があります。
雌花が咲かないと実をつけませんね。
どちらの花も咲かない! という原因もこちらで説明していきます。
キュウリのは雌花と雄花が固定されていません。
雌雄が決まるのは日照、肥料、水やりなどのほかに、
生育中の温度、日照時間の長さが関係します。
花芽が形成される過程で、雌花と雄花が決まるんです。
低温で短日、日照時間の長さが7~8時間の条件で雌花を多くつけます。
その条件に合わせてあげることが大事です。
*短日植物は、日照時間が短くなると花が咲きます。
一定時間より短い時間になると開花が促進されます。
キュウリの場合は日照時間が7~8時間が最適です。
雄花は実をつけないので、雌花を咲かせるようにします。
[キュウリ 花が咲かない]
■雄花しか咲かない
・生育初期に雄花しか咲かない
生育初期のうちはどうしても雄花ばかり咲いてしまいます。
しばらくすれば雌花もでてくるようになります。
少しの間、生長を待ちましょう。
生育初期は、雄花が多く咲きます
・日照時間と温度が適してない
一般的に夜の気温が15℃の低温で、
日照時間の長さが7~8時間の短日条件で雌花を多くつけます。
夕方、少し早めに暗くなるようにすると、雌花が多くなることが期待できます。
◎子づるの先端を少し切ってあげる
親づるは摘心しますが、伸びていく子づるも切ってあげましょう。
まず、子づるから生長させていきます。
伸びているつるの先端を少し切ってあげて、
つるが伸びる方向を変えてあげると雌花が咲きやすくなります。
キュウリの雌花、すでにふくらみがあります
■雄花も雌花もつかない、咲かない
・日当たりが悪い
キュウリは日当たりの良い場所を好みます。
日照不足だと花が咲かなくなってしまいます。
かといって日に当たる時間が長いと雌花のつきが悪くなってしまいます。
プランター栽培であれば西日が当たらない場所へ移動させます。
また雨天続きでも起こってしまいますが、
こちらは天気が回復するまで待ちましょう。
ある程度間株をあけて、育てます(地植えなら40~50cm)
・葉が混みすぎている
葉が混みすぎていると、
日の当たりが悪くなりますので適度に葉を切ります。
混みすぎている部分だけはを切れば大丈夫です。
あまり多く切ってしまうと必要な養分が作れなくなってしまいます。
・肥料切れ
キュウリは成長が早く、実の肥大速度も早いため、肥料をたくさん必要とします。
追肥が遅れてしまうと雌花だけではなく、雄花も咲かなくなってしまいます。
しっかりと追肥をして、肥料切れを起こさないようにします。
肥料の量や回数、目安などは、後述します。
このように水切れさせると株が衰弱してしまいます
・水切れ
キュウリは蒸散量が多いので水切れが起こりやすいです。
土の様子や、降雨の様子を見て水やりをましょう。
特に収穫が始まると蒸散量が増え、株の負担も増えるので、
水切れを起こさないようにしましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 苗の選び方