キュウリ くん煙剤障害

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キュウリ くん煙剤障害

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所要時間 約 4分

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キュウリを栽培する時、路地栽培のほかに、
ハウスを利用して育てることもあります。

 

キュウリは本来夏が旬の野菜のため、
寒い冬の間に出荷されているキュウリなどは、ハウス栽培であることがほとんどです。

 

基本的なことは、路地もハウスも変わりませんが、
ハウスならではの注意点もあります。

 

その1つが、くん煙剤障害というものです。

 

キュウリがくん煙剤障害になる原因とは、いったい何なのでしょうか。

また、対策は何かあるのでしょうか。

 

 

[キュウリ くん煙剤障害]

 

 

■主な症状

 

・葉の白化
キュウリがくん煙剤障害になった時に出る主な症状は、葉の白化です。
葉が全体的に白くなるというよりも、葉脈間がまだら状に色が抜け、白くなります。

 

ハウス内でくん煙した場合、どうしても薬剤がハウス内の上部にたまります。

 

そのため、天井近くまですでにキュウリが生長している場合に、
こういった症状がよく見られます。

 

天井付近にたまった薬剤によって起こるため、症状が出るのは上位の葉になります。

 

 

■主な原因

 

・くん煙剤の過剰使用
くん煙剤障害の原因は、くん煙剤の過剰使用です。
ダコニールジェットなど、ハウス内専用のくん煙剤があります。

 

もちろん、説明書に書かれている通りの使用頻度や方法であれば、
特に問題はありません。

 

ところが、高い頻度でくん煙を繰り返したり、濃度の高い状態でくん煙を行うと、
薬剤がハウス内にたまり、くん煙剤障害の症状が出るようになります。

 

くん煙剤障害の症状は、くん煙から4日~5日ほどで、
はっきりとした白化が見られるようになります。

 

 

■対策

 

・くん煙剤の使用に注意
くん煙剤の使用頻度や、使用できる広さなどは、きちんと明記されているか、
説明書が同梱されているので、それをよく読みましょう。

 

キュウリ栽培で起こりやすい病気であるべと病などを予防するため、
くん煙剤を利用することはよくありますが、使い過ぎは禁物です。

 

 

■判断基準

 

くん煙剤障害の症状は、亜硝酸ガス障害とよく似ています。

 

症状によって見分けるのが難しい場合は、数日前にくん煙剤を利用していないか、
有機質や肥料を多量に施用していないかによって、原因を判断します。

 

■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方



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