ラリーノPro
ラリーノProは、神田育種農場の人気品種、
「ラリーノシリーズ」の1つです。
ラリーノシリーズはどれもミニキュウリで、
病気に強く育てやすいのが人気の秘密です。
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ミニキュウリ サラ
ミニキュウリ サラは、サカタのタネのミニキュウリの品種です。
サカタのタネから出ているミニキュウリの品種にはもう1つ、
リルがありますが、リルと比べてサラは、ハウス抑制栽培や、
ハウス半抑制栽培、トンネル栽培に適したプロ向けの品種です。
家庭菜園での栽培の場合は、サラよりもリルの方がおすすめですが、
サラはハウスで抑制栽培すれば、8月中旬~冬にかけて、
長く収穫できるというメリットがあります。
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スタートダッシュ節成
スタートダッシュ節成は、サカタのタネの節成性キュウリです。
とくにサラダなどの生食に適したキュウリでとても歯切れが良く、
食感が楽しめるキュウリです。
キャッチコピーは、「つぎつぎとれる節成キュウリ」で、
その名前の通り、収穫のはじめからたくさんとれるキュウリです。
■スタートダッシュ節成の特徴
・節成性とは?
節成性とは、親づるの各節に雌花をつける性質のことです。
キュウリはこの節成性の他、飛び節成り性、
中間性の成り方がありますが、
一番育てやすいタイプがこの節成性のキュウリです。
しかし、節成性は親づるのみを伸ばして果実をつけるため、
親づる以外にも雌花がつく飛び節成性の方が総収量は多くなる傾向にあります。
スタートダッシュする分、他のキュウリと比べ、
終わりの時期を迎えるのも早いです。
家庭菜園では、親づるのみを伸ばす分、
少ないスペースでの栽培ができ、育てやすいので、
節成性キュウリはとてもおすすめです。
プランターやコンテナの栽培にも向いているタイプです。
■スタートダッシュ節成の栽培のコツ
・栽培環境
植え付けの2週間ほど前に畑の準備を始めます。
まずは苦土石灰150グラムほどを入れ、
1週間前になったら完熟堆肥3キロ、有機配合肥料100グラムも施します。
畝幅は約100センチで、合掌造りの支柱がおすすめです。
露地栽培の場合の株間は50~60センチ、
プランター栽培の場合は40センチほど取りましょう。
・種まき~植え付け
ポリポット(3号)に種を2~3粒ずつまき、
本葉3~4枚の頃に若苗として定植します。
・管理方法
若苗で植え付け、初期生育を促します。
側枝は下から5~6節目までは摘み取り、
それより上の4~5節は1枚止め、
それ以降は2~3枚止めし、上位2~3節は1枚止めとします。
・病害虫の防除
アブラムシは葉に群生して吸汁し、生育を阻害するだけではなく、
ウイルス病を媒介するおそれがあります。
キュウリ栽培におけるウイルス病は非常に怖いので、
早期発見、防除に努めてください。
アブラムシはキラキラと光るものを苦手とするので、
シルバーのマルチングをしておくと予防につながります。
炭疽病、つる枯病、べと病などの病気は、
多湿になると発生しやすくなるため、出来るだけ水はけを良くし、
風通しや日当たりにも気を配ります。
スタートダッシュ節成はモロキュウも美味しい
・収穫
収穫適期サイズは約21~22センチです。
スタートダッシュ節成などの節成性キュウリは収穫した果実の分、
しっかり水やりや追肥を行わないと株がすぐにバテてしまいます。
そうならないためにも、収穫は早めに行い、
5~6本収穫したら1回追肥を与えるようにします。
・保存方法とおいしい食べ方
収穫したキュウリはポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室に保管します。
野菜室でないと冷やしすぎて、
低温障害が起こるため、必ず野菜室を使うようにします。
サラダやお漬物などに適したキュウリですが、
若どりしたものなど少し小さいものはモロキュウやウメキュウがおすすめです。