青長系地這
青長系地這(あおながけいじばい)は、
いわゆる地這いキュウリと呼ばれる品種で、
タキイ種苗株式会社より販売されている夏秋キュウリです。
支柱を立てて栽培する一般的なキュウリ栽培とは異なり、
スイカやカボチャのように地面に這わせる栽培方法を用います。
青長系地這の特徴と育て方のコツをご紹介します。
[青長系地這]
■青長系地這の特徴
・暑さに強い
キュウリの葉は大きく、風や雨、暑さの影響を受けやすいですが、
青長系地這は、葉が小さくこれらの影響を受けにくい品種です。
また、夏秋キュウリということもあり、非常に耐暑性に優れています。
・暑さに強い
深い緑色をしていて、肉質が良く食べておいしいキュウリです。
平均果長は20センチ程度で、使いやすいサイズです。
・草勢が強く、枝が発生しやすい
しっかりと生育してくれるので、枝分かれも多く、栽培・収穫が容易です。
・べと病、うどんこ病に強い
病害虫への高い耐性があるので、家庭菜園でも育てやすい品種です。
■青長系地這の栽培のコツ
・栽培適期
冷涼地の場合
4月中旬に種まき、5月中旬に植え付け、収穫は6月下旬頃~10月末
6月下旬に種まき、7月中下旬に植え付け、収穫は8月中下旬~10月末
中間地の場合
4月上旬に種まき、5月上中旬に植え付け、収穫は6月中旬~8月末
6月末に種まき、7月下旬に植え付け、収穫は8月下旬~10月末
暖地の場合
3月下旬に種まき、4月末に植え付け、収穫は6月上旬~8月中下旬
7月下旬に種まき、8月上旬に植え付け、収穫は9月中旬~11月下旬
糠漬けも美味しかったです
・栽培のポイント
定植適期は、本葉が3枚程度になった頃に行い、
スムーズに活着できるようにします。
この時、厚めに敷きワラをひき、その上に這わせるようにすると良いです。
青長系地這は、地這い栽培を行うため、6~7節で親づるを摘心し、
子づる・孫づるは放任して育てます。
追肥、水やりは、収穫と同時に行い、以後、草勢をみて、
肥料・水を切らさないよう、定期的に行います。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方