節成地這みやのはた
節成地這みやのはたは、株式会社トーホクのキュウリの品種です。
節成性の品種なので、飛成性よりも早い段階からの収穫に期待できます。
また、名前に「節成地這」とあるようにみやのはたは、地這栽培に適しています。
春夏まきで、早どりが叶う節成地這みやのはたはどんな品種なのでしょうか?
[節成地這みやのはた]
■節成地這みやのはたの特徴
・節成性
小さな果実のついた雌花が次々に咲き、たくさん収穫できます。
雌花だけでも充分に果実が大きくなり、早くからとれるのも魅力です。
・地這栽培に最適
節成地這みやのはたは、地這栽培に最適な品種です。
支柱を使った立体栽培もできますが、やはりおすすめは地這栽培です。
少々畑のスペースは立体栽培より必要になりますが、
管理労力を考えると、地這栽培の方が管理時間を減らすことができます。
普段お仕事をされていて、土日のみ家庭菜園をしているという方など、
忙しい方の家庭菜園にも適した品種です。
・入手しやすく作りやすい品種
節成地這みやのはたは、株式会社 トーホクの種です。
トーホク交配の品種は、ホームセンターや園芸店、ドラッグストアでも買えます。
入手しやすく、家庭菜園向きの品種ばかりで、
節成地這みやのはたも非常に育てやすい品種です。
糠漬けにも、とても美味しい節成地這みやのはた
■節成地這みやのはたの栽培のコツ
・育苗
ポットに2~3粒まいて発芽させたのち、1本に間引きします。
定植の目安は本葉3~4枚です。
老化苗になると定植後の活着や生育に影響が出ることがあります。
・畑の準備
畑の準備は植え付けの2週間前くらいに行うのが理想です。
1平方メートルあたり、完熟堆肥3キロ、苦土石灰100グラム、
化成肥料100グラムを施し、良く耕しておきます。
・定植
幅2メートルほどの畑に、株間約50センチ間隔で植えつけます。
定植したあとは、しっかりと水やりを行います。
最初に伸びたつるの7~8節目までに咲いた雌花、脇芽は、
早めに除去するようにしましょう。
・マルチング
節成地這みやのはたを定植した後は、株元にマルチングをするのがおすすめです。
マルチングの効果はさまざまですが、地這栽培が魅力な節成地這みやのはたの場合、
雑草防止の効果が一番のメリットです。
地面にキュウリの株が這っている状態で雑草までもボーボーに生えてしまうと、
株が混み合い、病気が発生しやすくなってしまいます。
その他、乾燥防止や果実の汚れ防止などにも役立ちますので、
しきワラなどのマルチングは行っておいた方が良いでしょう。
・追肥
追肥は2週間に1度程度が一般的です。
節成地這みやのはたの場合も草勢を見つつ、30グラムほどを施します。
・収穫
地這栽培では、度々キュウリのとり遅れが発生します。
支柱を使った立体栽培とは違い、出来たキュウリが見えにくいのが原因です。
茎葉をかき分けるようにして、しっかりととり遅れがないか確認しましょう。
また、なるべく早どりを心がけるととり遅れ防止、株疲れの軽減になります。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方