夏のおくりもの
夏のおくりものは、渡辺農事株式会社 渡辺交配の2017年新品種です。
病気に非常に強い品種なので、作りやすくおいしいキュウリです。
特に注目したいのは、ズッキーニ黄斑モザイクウイルスへの耐性です。
うどんこ病やべと病といったキュウリの病気に耐性のある品種は多くなりましたが、
まだ、ズッキーニ黄斑モザイクウイルスへの耐病性をもつキュウリの品種は少ないです。
夏のおくりものは新たな品種として、たいへん期待できるキュウリだと言えます。
その特徴と魅力をご紹介していきます。
[夏のおくりもの]
■夏のおくりものの特徴
・さまざまな病気に強い
べと病、うどんこ病、褐斑病に強い品種ですが、
特筆すべきはやはりズッキーニ黄斑モザイクウイルスへの耐性です。
ズッキーニ黄斑モザイクウイルスは、
ズッキーニイエローモザイクウイルスとも呼ばれる病気で症状も悪化しやすく、
全滅してしまうこともあります。
・枝
主枝の茎はやや太く徒長しにくい性質があります。
子枝はゆっくりとしたペースで徐々に発生していきます。
・スタミナがある
夏のおくりものの定植適期は4月下旬頃です。
定植後3ヶ月しても青々と樹勢が強く、長期的に収穫ができます。
なり疲れしにくいので、収量をふやしたい方におすすめです。
・秀品率が高い
とても形が良く、後半になっても奇形果の発生が少ないため、
秀品がたくさん収穫できます。
市場性の高いキュウリでもあるので、家庭菜園だけではなく、
販売向けにつくられている方にもおすすめしたい品種です。
シンプルなキュウリのサラダが驚くほど美味です
・とてもおいしいキュウリ
夏のおくりものはみずみずしく、皮が薄く柔らかいキュウリです。
とてもサッパリした味わいなので、サラダ、お漬物、生食に特に適しています。
夏場は夏バテ防止、水分補給にもおすすめです。
・果実
果実は約21~22センチ、約100グラムほどの大きさが収穫適期サイズです。
なり疲れしにくい性質ですが、できるだけ早どりを心がけ、株を疲れさせないようにしましょう。
■夏のおくりものの栽培のコツ
・栽培方法
一般的なキュウリ栽培に準じます。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方