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所要時間 約 5分

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夏さんご

 

 

夏さんごは、サカタのタネから出ている四葉(すうよう)キュウリの品種です。
他に、黒さんご、味さんごという品種もあり、夏さんごと合わせて、
「さんご三兄弟」と呼ばれ、とても人気のある品種です。

 

 

[夏さんご]

 

 

■夏さんごの特徴

 

・四葉(すうよう)キュウリ
白いイボとシワが多く、あまり見た目が綺麗とは言えないキュウリですが、
とても歯切れが良く、漬物に適したキュウリです。

 

パリパリッとした歯切れの良い食感は、四葉キュウリならではで、
老舗の漬物店でも良く用いられています。

 

・家庭菜園におすすめ
キュウリは、果菜類の中でも特に、鮮度でおいしさが変動する作物です。
特に、四葉系のキュウリは鮮度落ちが早いので、スーパーにほとんど並びません。
家庭菜園では、そんな四葉キュウリのとれたてを味わうことができます。

 

・耐病性がある
うどんこ病、べと病に強く、作りやすい品種です。

 

・収穫適期サイズ
夏さんごの収穫適期サイズは約28センチで、揃いの良い品種です。

 

 

 

 

■夏さんごの栽培のコツ

 

・種まき~育苗まで
種は2~3粒をポリポット(3号)にまき、育苗します。
本葉が1枚になったら間引き、本葉3枚の若苗で、定植させます。

 

水やりは午前中に行い、夕方にはやや土の表面が乾くくらいの量を与えます。

 

・植え付けの準備
植え付けの2週間ほど前になったら、
苦土石灰や完熟堆肥、配合肥料などを使い、畑の準備を行います。

 

畝は約100センチで、合掌の支柱を立てます。
株間は約50~60センチです。

 

プランターやコンテナ栽培をする場合は、なるべく容量の大きいものを選び、
株間約40センチで植え付けます。

 

・植え付け後の管理
植え付け後は、地温を18度以上に保ちます。
植え付ける際にしっかりと潅水を行い、植え付け後、1
0日ほどは水やりが不要なほどの量を与えておきます。

 

主枝は25~30節程度で摘芯し、下部5節目までの側枝は早めに除去します。
側枝はまだ芯の小さいうち(本葉2~3枚が目安)で摘芯し、
孫枝が伸びるようにします。

 

・病害虫防除
夏さんごは、うどんこ病、べと病に強い品種ですが、防除は必要です。

 

炭疽病、つる枯病、べと病は、多湿になると発生しやすいので、
水はけを良くしておくことが大切です。

 

また、側枝を整理したり、下葉を摘み取ることで、
風通しが良くなり、日光にも当たります。

 

ズッキーニイエローモザイクウィルス病の防除のため、
アブラムシに気をつけてください。
アブラムシは光るものを嫌う虫なので、シルバーマルチが有効です。

 

・収穫
果実が約28センチくらいになったら随時収穫します。
最盛期には朝、夕の1日2回収穫を行わないと、
果実が大きくなりすぎ、株に負担をかけることになってしまいます。

 

株に負担がかかると収量が減り、草勢も弱まるので、
そういった時はついた果実の早どりを行い、株が早く回復するように努めます。

 

若どりした果実は、モロキュウなどにして食べると、
サイズ感もちょうど良くとてもおいしいです。



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