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味さんご

 

 

味さんごは、サカタのタネから出ている四葉系キュウリの品種です。

 

味さんごの他に、黒さんごと夏さんごという品種があり、
これら3つを「さんご三兄弟」とよんでいます。

 

どの品種も非常に人気が高く、シリーズとして高く評価されている品種です。

味さんごの特徴と栽培のコツをご紹介します。

 

 

[味さんご]

 

 

■味さんごの特徴

 

・草勢
子づるや孫づるの発生や伸びも強く、非常に生育の良い品種です。
葉は濃い緑色でやや角ばった葉をしています。

 

・主枝着果率
1月~4月まきの場合、約30~40パーセント、
5月~8月まきの場合、約20~30パーセント着果します。

 

・果実
果実は色濃く、長さは約26センチです。
とても秀品率の高い品種なので、曲がり果などの奇形果も少なく、
綺麗なキュウリが収穫できます。

 

・耐病性
味さんごは、うどんこ病・べと病に耐性をもっています。

 

・食味
程良い甘みがあり、パリッとした食感が楽しめるので、漬物に最適です。
お子様から大人まで、家族全員で美味しく食べられます。

 

 

 

 

■味さんごの栽培のコツ

 

・作型
ハウス半促成栽培、トンネル露地栽培、ハウス抑制栽培に適しています。

 

低温期から高温期まで適応しているので、
1年を通して、栽培できる期間は非常に長いです。

 

しかし、キュウリは元々が夏野菜ですので、
12月~2月の寒い冬に収穫する場合はどうしても生育が悪化したり、
収量が上がりません。

 

やはり、春ごろから栽培を開始し、
秋には収穫を終えるくらいの栽培スケジュールがベストです。

 

 

味さんごの接ぎ木苗 C)園芸ネット

 

 

・水やり
定植後は、乾燥具合を見つつ株元に水を与えていきますが、
それほど多くは必要ありません。
着果以降、収穫期に入ったら毎日の潅水を行います。

 

・追肥
だいたい8~9節目の雌花が咲き始めたら潅水・追肥を始めます。
5~6本収穫したら1回追肥を行ってください。

 

・管理ポイント
子づるは下段1節、中段1~2節、上段1節で摘み取ります。
1節で摘み取る場合は、2.5節ほど伸ばしてからにします。

 

生長点を3~4か所残しながら摘み取れば、根も元気に伸び、
丈夫な株に育っていきます。

 

孫づる以降に伸びたものは、草勢を見つつ、1~3節で摘み取ります。

とても生育が良いので、過繁茂には充分注意してください。

 

畝(土)につくと病気の原因になるので、その際は切り戻しを行ってください。
うどんこ病、べと病には耐性があるものの、菌核病や灰色カビ病などの恐れもあります。

 

・収穫
収穫適期サイズは約26センチです。

 

最盛期には、朝と夕の1日2回収穫しないと、
収穫が間に合わないほど生育が早くなります。

 

株に負担をかけないためにも、やや若どりを基本として、
あまりに小さいものはもろきゅうなどにして食べましょう。

 

・保存方法
収穫したキュウリは水気を切った状態でポリ袋などに入れ、
野菜室にて保管します。

 

冷やしすぎると食味がおちてしまうので、
低温になりすぎないよう、野菜室での保管は絶対です。

 

とても歯切れが良く、漬けてもパリッとした食感が楽しめるので、
浅漬けやぬか漬けなどにおすすめです。

 

そのほか、ポテトサラダや酢の物との相性も良いです。

 

 

生食、お漬物に最適です

 

■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方



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