四葉系のキュウリは、味も歯触りも抜群です
全国四葉
全国四葉は耐暑性、耐寒性に強い四葉系のキュウリの品種で、
株式会社大和農園 天理交配から出ています。
四葉系のキュウリは、とても味が良いことで知られていますが、
あまり日持ちしないことから、スーパーでは手に入りにくい品種です。
だからこそ、家庭菜園で育てるのにはうってつけです。
全国四葉の特徴について詳しくまとめました。
[全国四葉]
■全国四葉の特徴
・果実
大和農園から出ているリザーブと同じく、長さは25~27センチと、
やや長めのキュウリに育ちます。
早生系なのでスピードが早いため、とり遅れには注意しましょう。
・食味
四葉系のキュウリということで、食味は抜群です。
苦味や渋味も出にくい品種なので、とても食べやすいです。
・暑さ寒さに強い
耐暑性、耐寒性に優れた豊産種です。
必ずしも夏の暑さにやられないというわけではありませんが、
他の品種と比べて、日本の夏にも強く育てやすいです。
また、その分株の負担が減るため栽培後期でも収量が見込めます。
■全国四葉の栽培のコツ
・種まき
ポットに2~3粒種まきします。
この種子の発芽適温は25~30度なので、低温期にあたる場合は、
いくら耐寒性の強い品種とはいえ、保温や加温するのがおすすめです。
発芽したあとは、生育の良い葉を1本残して、
1本仕立てにします。
四葉系のキュウリの雌花
・定植
元肥は1平方メートルあたり、苦土石灰100グラム、完熟堆肥3キロ、
化成肥料150グラムを入れて、よく耕しておきます。
畝幅は約1メートル、株間は約60センチほど必要です。
定植時にしっかりと支柱を立ててネットを張り、
生育過程で株が倒れないようにしっかりと支えておきます。
追肥は1株あたり、化成肥料10グラムほどを2週間おきに与えます。
最初の追肥は定植から2週間後が目安です。
・整枝
親づるの6節目までの脇芽は全て摘み取ります。
7節目以降の子づるは、葉を2枚ほど残してから摘心し、
孫づるは混み具合を見つつ、必要なら摘心を行います。
親づるの摘心は20~24節目が目安です。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方