ナノQ
ナノQは、トキタ種苗店の「Qコレ」シリーズの中でも一番小さい品種です。
イボ、トゲ、ブルームのないミニキュウリで、
フルーツのように食べられる一口サイズのキュウリです。
可愛らしいキュウリがなり、収穫できるので、
特に女性の方やお子様のいるご家庭での家庭菜園におすすめの品種です。
ナノQの特徴と育て方のコツをご紹介します。
[ナノQ]
■ナノQの特徴
・プランターでも畑でも栽培可能
ナノQは、1株あたり約40本の収穫が得られます。
プランター栽培、露地栽培、どちらにも適しているので、
菜園の状況を問わず、栽培することができます。
果実自体も凄く小さいので、ペランダ菜園にもおすすめです。
・大きさ
収穫上限は、果実約7センチ、重さ約50グラムほどです。
親指くらいの大きさになったらすぐに収穫してしまうのが、たくさん収穫を得るポイントです。
・おやつにも最適
イボ、トゲ、ブルームがなく、とても小さいミニキュウリなので、
おやつやお弁当に最適です。
お弁当には、切らずにそのまま、フルーツのように入れるだけで、
とても鮮やかで可愛らしいお弁当の副菜になります。
■ナノQの栽培のコツ
・栽培のポイント
つるを伸ばすだけで、どんどん果実がなります。
特に仕立て方を考えなくとも収穫が続けられるので、
面倒な仕立てなどの管理が苦手な方でも容易に育てられます。
また、なり疲れさせないことが一番のポイントです。
早め早めに収穫し、株が疲れないようにしましょう。
・種まき、植え付けの適期
最低気温10度以上、最低地温15度以上になった頃が植え付けの適期です。
関東地方の露地栽培の場合は、5月上旬頃に定植させるのがベストです。
・植え付け
株元から数えて5節目までは、全ての雌花、子づるを取り除き、以降の子づる、孫づるに着果させます。
葉が2枚ついたら、先端を摘み取ります。
11節目以降は、子づるは2枚、孫づるは放任して育て、混み合ったら摘み取ります。
順調に育ったら、約25~30節で芯止めします。
・肥料
苦土石灰150~200グラム、完熟堆肥5リットル、
肥料分は、N:P:K=20~25グラム:20~25グラム、10~15グラムを良く混ぜ、やや高めの畝を立てます。
・追肥
追肥は一番果収穫頃からスタートします。
1平方メートルあたり窒素分を3グラムほど、7~10日おきに与えます。
キュウリを上手に育てるコツは、水切れ、肥料切れを起こさせないことなので、
水やり、追肥はこまめに行いましょう。
・収穫
一口大の大きさになったら、随時収穫します。
そのまま放置しても大きく育ちますが、食感も劣りますし、
株を疲れさせる原因になるため、収穫は、早め早めが基本です。
また、収穫する時は、葉が混み合っていないかを適宜チェックするようにしましょう。
収穫節以下の葉は、つるが丸見えにならない程度に摘葉し、風通しが良くなるように管理します。
この時、一度に大量の葉を摘み取ってしまうと生育に悪影響を及ぼすことがあるため、
収穫の度に少しずつ摘葉するようにしてください。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方