セレソン2号
セレソン2号は、株式会社 久留米種苗園芸のキュウリの品種です。
1果ずつなりますが、連続性の高い着果が見られるので、収量も得られます。
また、草勢が低下しにくく、病気に強いので、長期間にわたって、
安定した収穫が得られる品種です。
セレソン2号の特徴と栽培のコツを見て行きましょう。
[セレソン2号]
■セレソン2号の特徴
・草姿
葉はやや丸みのある中くらいの大きさになります。
濃いグリーンで鮮やかな茎葉は立ち性で、日光の光を浴びやすい草姿です。
全体的に生育が良いものの、スッキリとしていて、管理しやすいです。
側枝と孫枝は徒長しにくく、確実に発生します。
連続性の節成となるので、収量も充分に確保できます。
・果実
果実は長さ、約21~23センチの円筒形です。
尻細果や尻太果の発生が少ないので、きれいな円筒形をした、
高品質のキュウリがたくさんとれます。
非常に色ツヤも良く、市場性の高い品種です。
・食味
栽培しやすい品種としておすすめなセレソン2号ですが、
味も美味しく、とても食べやすく、歯切れの良い食感が楽しめます。
・耐病性
とくに褐斑病に対して強い耐病性を発揮します。
その他の病気では、うどんこ病にも強く、長期間強健に育てられ、
長期どりに適しています。
■セレソン2号の栽培のコツ
・適作型
雨除け栽培、トンネル早熟栽培、露地夏秋栽培に最適の品種です。
・節成りキュウリ
セレソン2号の節成率は、30~40パーセントで、
各節1果ずつなる、1果成りです。
側枝から孫枝にかけて、連続性の節成となります。
・栽培スケジュール
雨除け栽培の種まきの適期は、2月下旬~4月上旬です。
収穫期は、4月上旬~7月頃となります。
トンネル早熟栽培の種まきの適期は、3月上旬~3月下旬です。
収穫期は、5月中旬~8月頃となります。
夏秋栽培は、3月中旬~4月中旬頃、4月中旬~5月頃が種まきです。
3月中旬~の種まきでは、5月下旬~7月中旬、
4月中旬~の種まきでは、7月~10月上旬が収穫期となります。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方