[コクうま]
コクうま キュウリは、サントリーフラワーズの「本気野菜」の品種です。
「コク」のある美味しいキュウリ品種で育てやすいキュウリです。
ぜひ、そのまま丸かじりを楽しみたい品種の一つです。
コクうま
■コクうまの特徴
・本物のキュウリと思える美味しさ
家庭菜園で野菜を育てる以上、美味しい品種を育てたいですね。
ジブリの映画、となりのトトロのワンシーンで、サツキちゃんとメイちゃんが、
おばあちゃんの畑で、採れたてのキュウリを冷やして丸かじりするシーンがあります。
コクうまは、そんな食べ方をおすすめしたい、とてもキュウリらしいキュウリです。
そのまま食べたり、塩をつけたり、味噌をつけたり、
オーソドックスな食べ方に合う美味しいキュウリです。
・病害虫に強い
べと病や、うどんこ病のトラブルの多いキュウリですが、
コクうまは、病害虫に強い品種なので、とても育てやすいです。
・スタミナがある
栽培初期は少し収穫量が少ないですが、側枝、孫枝の伸びが良く、着果も旺盛です。
スタミナもあるので、ぐんぐん生長し、長く収穫することができます。
塩でも味噌でも旨い!
■コクうまの栽培のコツ
キュウリは、根の張りが浅いので、有機物を多く含む完熟堆肥などを用い、
しっかりと根を張らせることが大切です。
また、キュウリは「水で育てる」と言われることも多いくらい、水分を好みます。
全体の90パーセントが水分といわれるキュウリですから、
栽培でも、水切れにはじゅうぶん注意してください。
・土作り
畑の場合、植え付けの2~3週間前には、堆肥・苦土石灰を良く混ぜて、耕しておきます。
1週間前になったら、配合肥料を入れ、幅60センチ程度、高さ20センチ程度の畝を作り、
マルチフィルムを張ります。
プランター栽培の場合、横に広い形のプランターを準備しましょう。
土の容量は、20~25リットル程度がおすすめです。
サントリーフラワーズの「本気野菜の土」を使用すると良いです。
・植え付け
畑の場合、株間50センチ程度で植えていき、仮支柱を立てます。
プランター栽培の場合は、1つのプランターに1株を植えます。
ネット仕立てにすると誘引しやすいです。
・追肥
15日に1回、配合肥料30グラムほどを目安に追肥します。
夏場になると生育がどんどん良くなるので、
毎日の水やりを液体肥料に変えると肥料を切らすことなく育てられます。
・整枝
コクうまは、側枝だけではなく、孫枝の着果が旺盛な品種です。
親づるの6~7節くらいまでの側枝は摘み取り、
それ以降の側枝は、2節止めし、孫枝に着果させるようにすると良いです。
・水やり
プランター栽培の場合は、特に乾きやすいので注意が必要です。
生長が著しくなる夏場は、一株で、約1.5リットルほども水分吸収をします。
・収穫
コクうまの収穫適期は、約20~22センチほどの大きさになった頃です。
夏場は、開花してから一週間ほどで収穫できるようになるので、
こまめに見て、早めに収穫するようにしましょう。
若い果実のうちに収穫すると、株の無駄な消耗が防げ、長く収穫が楽しめます。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方