夏バテ知らず
夏バテ知らずは、サカタのタネから出ているおうち野菜シリーズの品種です。
おうち野菜は、『おうちで育てて、おうちで食べる』をコンセプトに、
初めてでも手軽に栽培できるように、美味しく作れるように、
病害虫に強い家庭菜園向きの品種を厳選しました。
[夏バテ知らず]
■夏バテ知らずの特徴
・病害虫に強い
キュウリは、家庭菜園でうどんこ病などの病気にかかりやすいとされますが、
夏バテ知らずは病気に強く、とても育てやすい品種です。
・長期間収穫できる
夏バテ知らずの名前通り、梅雨明け後も株がバテにくく、長期間収穫ができます。
・プランターでも栽培ができる
深い大型のプランターを使えば、畑でなくとも栽培ができます。
■夏バテ知らずの栽培のコツ
・畑づくり
植え付けの2週間以上前に、1平方メートルあたり苦土石灰100グラムを入れ、
良く耕しておきます。
元肥は、植え付けの1週間前に完熟堆肥を約3キロ、
化成肥料を約300グラムを施します。
ウリ科の作物は連作障害を起こしやすいので、
キュウリ、カボチャ、スイカ、メロンなどを、
同じ場所で続けて栽培しないようにしましょう。
・植え付け
プランター栽培の場合、深さ30センチ以上のものを用意し、1株ずつ植えます。
露地(地植え)栽培の場合、株間は約60センチ開けて植え付けていきます。
低温期に植え付ける場合は、マルチフィルムなどの防寒資材を使用してください。
夏バテ知らずの苗
・摘心
親づるが160~180センチくらいまで伸びたら、先端を摘み取ります。
・整枝
枝が混みあうと生育にも影響してくるので、なり終わった枝を切って、
風通しを良くし、日光にたくさん当たるようにします。
・芽かき
5~6節っまでの子づるは清潔なハサミで切り、
それから上の子づるは、本葉を2~3枚残して摘み取ります。
・追肥
2週間に1回、肥料を与えます。
・仕立て方
親づるの1本仕立て、または親づるを5節程度で摘心し、
枝を2本残す2本仕立てがおすすめです。
・水やり
キュウリは、浅根性といって根があまり深くまで張らない野菜なので、
乾燥には、とても弱いです。
しっかり水を与えないと株がしおれてしまうので、こまめに水やりを行います。
また、水はけの良い場所で育てることもポイントの1つです。
・病害虫
夏バテ知らずは、うどんこ病にかかりにくい品種ですが、
全くかからないわけではないので、日ごろからの防除は大切です。
うどんこ病になってしまった時は、
うどんこ病に効く殺菌剤を葉の裏に良くかかるようにして散布してください。
・梅雨明け後の管理方法
高温が続くと一時的に果実のなりが悪くなることもあります。
梅雨明け後にもしっかりと収穫を得るためには、
適度に収穫を行い、傷んだ葉などを掃除して通気性も良くします。
・収穫
果実の長さが20センチくらいになった頃が収穫の適期です。
・キュウリが曲がったら?
まっすぐなキュウリを育てるためには、たっぷり栄養を与えることです。
栄養が足らないとキュウリも曲がるので、たっぷりと肥料を与えてください。
また、キュウリネットを張る時に、少し傾斜をつけて、
実が垂直になるようにするとまっすぐなキュウリが育てやすくなります。
*詳細はこちら↓をご覧ください。
>>キュウリの実がおかしい
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方