にっぽん
にっぽんは、大和農園グループから出ているキュウリの品種です。
にっぽんの写真を見てみると、シワや果実表面のイボが目立つ、
ゴツゴツとしたキュウリであることが分かります。
こういった昔ながらのキュウリのようなゴツゴツしたキュウリは”四葉胡瓜”といい、
中国華北系の品種が、韓国を通じて日本に渡ってきたものです。
歯ごたえの良さなど、食味に優れているという四葉胡瓜。
にっぽんは、どのような品種なのでしょうか?
[にっぽん]
■にっぽんの特徴
・果実
果実の大きさは、一般的な日本のキュウリより大きい約30センチです。
しかし、スピーディーに生長するので、とり遅れは厳禁です。
曲がりが少ない真っすぐな果実は、昔の日本のキュウリのような、
ゴツゴツとしたイボとシワが見られます。
・食味
四葉胡瓜は食味が優れていることが最大の特徴です。
にっぽんも、歯ごたえ抜群で、とてもシャキっとしたキュウリの良さを味わえます。
生食はもちろんですが、お漬物にもピッタリな品種です。
本場の中国では、四葉胡瓜を炒め物などにも使用するそうです。
家庭菜園でとれた四葉胡瓜で試してみたいものですね。
ぜひ、漬け物でも味わってくださいね
■にっぽんの栽培のコツ
・種まき~育苗
ポットに2~3粒種をまきます。
発芽適温は25~30度と高めなので、
低温期の育苗は保温や加温することをおすすめします。
発芽したら、元気の良いものを残して1本立てとします。
・定植
1平方メートルあたり、苦土石灰100グラム、堆肥3キロ、
化成肥料150グラムを全面に入れ、良く耕します。
畝幅1メートルほどの畝を立てて支柱をセットしてネットを張り、
株間約60センチほどで定植させます。
・追肥
定植後、2週間後に化成肥料10グラムほどを与えます。
それ以降は、2週間に1度を目安に追肥を続けます。
・整枝
親づるの6節目までの脇芽は全て摘み取ります。
7節目以降の子づるは葉を2枚ほど残して摘芯、孫づるも適度に摘芯します。
親づるは、20~24節目で摘芯します。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方