ぞっこん
ぞっこんは、株式会社ときわ研究場から出ているキュウリの台木用品種です。
ときわ研究場はキュウリを主とした種苗メーカーですので、
そこから出ている台木用品種もとても評判が良く、おすすめばかりです。
ぞっこんは、その中でもブルームレスタイプの台木用品種になります。
イボのない、ブルームレスタイプのキュウリ栽培に役立ちます。
ぞっこんの特徴や栽培のコツについて、詳しく紹介していきます。
[ぞっこん]
■ぞっこんの特徴
・ぞっこんとは
イボのないブルームレスの台木品種で、カボチャの品種です。
・草姿
種子の大きさは中くらいの大きさです。
子葉は深い緑色をしていて発芽揃いが良く、
初期からぐんぐんと元気に伸びる様子が見られます。
ぞっこんは根も太くて丈夫です。
また、根の量が多く、土の中に深く根を張らせるので苗がしっかりとした姿になります。
がっちりとした苗に育つので、病害虫の防除もしやすく、
風などの影響や気温の違いにも強くなります。
胚軸が太いので、接ぎ木しやすいです。
しっかりと胚軸を伸ばして育てるのが栽培のポイントです。
・収量性
断根挿し接ぎ、呼び接ぎ、どちらの接ぎ方にしても優れた発根力により、
栽培後期になってもスタミナが持続します。
草勢が保てるだけでなく、最後まで収量性が高くなり、
できる果実も秀品が多いです。
株そのものは徒長しにくく、がっちりとした草姿になります。
栽培後半にとくに強いので、長期スケジュールでの栽培に適しています。
安定した収量を得たいという方におすすめです。
・耐病性
ぞっこんは、うどんこ病に耐病性をもっています。
栽培初期はとくに気をつけなくてはいけない病気なので、
うどんこ病に耐病性のある台木を選ぶことをおすすめしています。
■ぞっこんの栽培のコツ
・適作型
ハウス越冬栽培、促成栽培、半促成栽培、露地栽培に最適ですが、
1年間通して種まきができる周年まきの品種なので、
幅広い作型に適しています。
・栽培のポイント
発芽のときは、胚軸を伸ばすように管理するようにしましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方