キュウリの苗などを買ってきたものの、うっかり折れてしまうことがあります
折れてしまったキュウリの苗は、もう修復できないのでしょうか。
折れたキュウリ苗の補修とキュウリ苗を折らないポイントをご紹介します。
[キュウリ 苗が折れた]
■キュウリの苗が折れた時の対処法
まだ植え付けもしていないキュウリの苗を不注意で折ってしまった、
あるいは植え付け後に風などで折れた、ということがしばしばあります。
そんな時も、慌てずにすぐ対処すれば、なんとかなるかもしれません。
トマトの茎が折れた時は、紙テープで修復できました
・テープでつなぐ
折れてしまった部分を、紙テープなどでくっつける方法です。
一見とても乱暴なように見えますが、これだけでも意外と復活することが多いです。
完全に株元と生長点がちぎれて離れている場合でも、
断面をキレイにしてくっつければ、そのまま生長する可能性があります。
完全には離れておらず、表皮が残っている状態でも同じです。
ただ、表皮が残って折れている場合は、
テープだけではすぐにぐったりと倒れてしまいます。
すると、つるの中にある水分や養分を通す管が塞がるため、
折れた先がダメになる可能性が高くなります。
折れている部分をテープで補強し、さらに支柱などを使って誘引し、
折れた部分が曲がらないようにしておくと良いでしょう。
・苗を買いなおす
テープで補強したものの、うまくいくか分からない場合や、
生長点部分も株元も枯れ始めている場合は、新しい苗を準備した方が良いです。
早めに新しい苗を準備すれば、それだけ早くに収穫を開始できます。
酷なようですが、諦めることも大切な時があります。
苗は、大切にていねいに扱いましょう
■キュウリの苗が折れないために
キュウリの苗が折れてしまう原因としては、
植え付け時などに誤って折ってしまう場合と、
風に煽られて折れてしまう場合などがあります。
どれだけ気を付けていても折れてしまうことはありますが、
やはりできるだけそういった事故は防ぎたいものです。
キュウリの苗が折れないための対策を、あらかじめしておきましょう。
・苗の扱いを丁寧にする
苗の移動をする時や、定植するのにポットから外す時など、
苗を触る機会は意外と多いです。
苗のうちはつるもそれほど長く伸びていないため、
他の植物のようにしっかりしているように見えますが、つるはやはりつるです。
ちょっと力の入れ方を間違えると、すぐに折れてしまうので、取り扱いには注意します。
移動の際は勢いよく動かさず、つるがあまり動かないように、
ある程度ゆっくりとしたスピードと動作で作業を行います。
ポットから抜く時も、つるを強く引っ張ったりせず、慎重に扱いましょう。
仮支柱から本支柱、ネットなどにしっかり誘引してあげます
・風対策をする
キュウリはつるを長く伸ばして生長するため、風に弱いといわれていますが、
まだつるの短い苗のうちも、風には強くありません。
育苗中は風よけをしておきます。
防風ネットをトンネル状にして、その中で育苗するのも良いでしょう。
また、植え付け直後も風によって煽られるのを防ぐため、
30cmほどの長さの仮支柱を立てるのを忘れないようにします。
・誘引をきちんとする
仮支柱はきちんとしていたものの、つるが伸び始めているのに放置してしまい、
長く伸びたつるが折れてしまった、ということもあります。
そういったことがないよう、つるが伸びてきたら、そのたびに誘引して、
風の影響を受けないようにしておきます。
キュウリのつるは気付くと長く伸びていることがあるので、
慌てないように、早めに支柱やネットを準備しておきましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方