キュウリを種から育てようとしたが発芽しない!
種が発芽するためにはいくつかの条件があります
・水
・温度
・酸素
この3つのうち1つでも欠けていると発芽しません。
発芽しない具体的な原因を分かりやすくご紹介します。
[キュウリ 発芽しない]
1.覆土が足りない
キュウリの種をまいた後には、しっかりと土を被せることが大切です。
キュウリは嫌光性(けんこうせい)種子なので、
光にあたると発芽が抑えられてしまいます。
種の上に、やや多めの土を被せてください。
*種には好光性(こうこうせい)と嫌光性(けんこうせい)、
その中間の3種類の性質があります。
嫌光性種子は光が当たると発芽しにくくなってしまいます。
スイカ、トマト、カボチャも嫌光性です。
2.種が休眠した
種が発芽できない条件があった場合は、
種は良い条件が揃うまで休眠をして待ちます。
この休眠は発芽を抑制しますので、
休眠打破処理をしてから種を撒きます。
休眠打破処理とは、休眠してしまった種を目覚めさせることです。
例えば、冷蔵庫に入れて低温にあてたり、
半日~1日水につけておくと発芽するようになります。
3.水やりが不十分だった
種をまいた後に十分に水を与えないと種が水を吸収できません。
まいたあとはたっぷりと水をあげましょう。
4.水やりが多すぎた
水を与えすぎてしまうと、種が常に水に浸かった状態になり、
呼吸ができなくなるため、発芽できなくなります。
5.種の寿命だった
種にも寿命があり、キュウリの種の寿命は最大で4年です。
寿命になると発芽する力がなくなるので発芽できません。
種袋の裏の説明をよく読んでから種まきしましょう
6.発芽適温の範囲外
キュウリが発芽するには、一定の土の温度(=地温)が必要です。
キュウリの発芽適温は20度~30度で高めの温度帯です。
地植え栽培であれば春先に十分地温が上がってから種をまきましょう。
プランター栽培、黒ポリポットで育てる(=育苗)場合は、
なるべく太陽が当たる暖かいところで発芽を待ちましょう。
*発芽適温とは種が発芽するための温度で発芽に適した温度のこと。
発芽適温とは気温ではなく土の温度、地温のことを指します。
キュウリなど市販の種が赤や緑で塗られていることがあります。
こちらは、腐りを防止する殺菌剤・消毒剤、農薬などが使われています。
子供やペットが食べないように注意してくださいね。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 苗の選び方