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キュウリの収穫したては、皮にもハリがあって、見るからにみずみずしいです
ところが、冷蔵庫で保存したり時間が経つと、ハリがあった表皮にはシワが寄り、
触ってみるとふにゃふにゃになっていることがあります。
ふにゃふにゃになったキュウリを、
パリッと復活させるには、どうすれば良いのでしょうか。
[キュウリ 復活させるには?]
■キュウリがふにゃふにゃになる原因
お店で見た時はパリっとしていて、見るからにおいしそうだったキュウリも、
時間が経つと柔らかくなります。
家庭菜園で育てたキュウリも、収穫後すぐの時点では、
ぱんぱんに中身が詰まっていて、みずみずしさを感じることができます。
しかし冷蔵庫で保存していたりすると、いつの間にかふにゃふにゃになります。
キュウリがふにゃふにゃになるのは、中の水分が時間の経過とともに抜けるためです。
キュウリの実は、90%以上が水でできています。
そのため、収穫した時から、水分が蒸発していくことによって、
徐々に中の水分が抜け、柔らかくなっていくのです。
常温で置いている時も、冷蔵庫に入れている時も、乾燥していきます。
特に冷蔵庫では、中が乾燥している分、
水分が抜けやすいということがあるようです。
さらに、温度が低すぎるため、保存中に低温障害を起こし、
キュウリの食感が悪くなるのです。
■キュウリを復活させるには?
ふにゃふにゃに柔らかくなったキュウリも、腐っていなければ食べることができます。
けれど、やはり食べるのであれば、食感の良いおいしいキュウリを食べたいものです。
実は、水分が抜けて柔らかくなったキュウリは、
パリッとした食感に戻すことができます。
キュウリを復活させる方法をまとめたので、ぜひチャレンジしてみてください。
もろきゅうやサラダはシャキシャキのキュウリがおいしいです
・氷水につける
キュウリを復活させる方法で人気なのが、氷水につける方法です。
やり方はとても簡単で、ボウルや保存袋にキュウリが浸るくらいの、
氷水とキュウリをを入れておくだけです。
キュウリの状態によって、パリッとするまでにかかる時間が異なります。
保存して1日程度のものであれば10分~20分、3日~4日経ったものは1時間、
4日以上経ったものは一晩つけておきます。
キュウリを氷水につけることで、キュウリ自身が水分を吸い、
抜けた水分を補うことができます。
氷ができるだけ溶けない方が浸透しやすいので、短時間であればそのままで
構いませんが、長時間浸しておく場合は、氷水を取り換えると良いでしょう。
一晩つけておくのであれば、氷水につけた状態で、
冷蔵庫のチルド室に入れるのが良いです。
ただし、キュウリは低温に弱い野菜です。
あまりにも長い間低温に当てていると、低温障害を起こし、
かえって食味が悪くなるので、注意しましょう。
パリッとして、お料理も歯応えと見栄えが良いです
・濡れたペーパーで巻く
氷水につけておくのが難しいのであれば、
濡れたキッチンペーパーに包んでおく方法がお勧めです。
キュウリに濡らしたキッチンペーパーを巻きつけます。
ペーパーを巻いた状態でビニール袋に入れて、冷蔵庫で保存します。
こうすることで、キュウリに残った水分が抜けにくく、
かつキッチンペーパーの水分を吸うので、パリッとした食感に戻せます。
氷水につけておく方法よりも時間がかかるので、
夜に使いたいキュウリが柔らかくなっていた時は、
朝のうちに濡らしたペーパーで包んでおくと良いでしょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方