キュウリ 伸びすぎ

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キュウリ 伸びすぎ

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所要時間 約 7分

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キュウリは、ツルを長く伸ばして生長する植物です

 

 

ツルから発生する葉の付け根付近に花芽がつき、
その花芽が雌花であれば、着果して実が大きくなっていきます。

 

ツルを伸ばせば、それだけ節の数が増えるので、
着果できる数も増える計算になります。

 

キュウリのツルを育て、伸びすぎてしまっても、

着果率が落ちたりしないのでしょうか。

 

 

[キュウリ 伸びすぎ]

 

 

■キュウリ 育て方 伸びすぎ

 

・摘心は必要?
キュウリのツルが伸びすぎた時、まず思い浮かぶのが摘心です。

 

摘心とは、生長点を摘んでそれ以上伸びないようにするための作業で、
キュウリ以外の植物でも行います。

 

夏野菜では、トマトやスイカなどの栽培で、摘心の作業を行います。

 

ただ、キュウリの場合は、親ヅルを伸ばせば伸ばすほど、
節の数が増えて雌花がつく数も多くなります。

 

ということは、摘心せずに伸ばしっぱなしにした方が、収量が多くなるように感じます。

 

ところが、支柱やネットに上向きに誘引して栽培する場合、
実際に親ヅルを伸ばし放題にしていても、思ったように収量は上がりません。

 

 

 

 

その原因は、キュウリの養水分を吸い上げて運ぶ力にあります。

 

キュウリは、根で養水分を吸収し、長いツルを通ってそれぞれの葉や実、
生長点に養水分を送ります。

 

ところが、養水分を行き渡らせることができる高さというのは、
だいたい決まっているのです。

 

人の目線や背丈を超えるくらいのなってくると、
それより上の葉や花芽に、元気がなくなってきます。

 

また、ツルの伸びも悪くなります。

 

雌花がついたなと思っても、
花の付け根にある子房(実になる部分)が黄色っぽい色になっていて、
見るからに元気がありません。

 

こういった雌花は、開花しても着果せずに落ちることが多いため、
けっきょくは収量には加算されないのです。

 

そうなると、むしろ親ヅルを長く伸ばすと、今度は余計な力を使ってしまい、
それより下に着果した実の肥大が悪くなります。

 

こういった場合は、摘心をした方が、結果として良い実が収穫できるのです。

 

・摘心する高さ
摘心した方が良いといっても、どの位置で摘心するのか悩みます。

 

あまり高くしすぎても、キュウリ自身の吸い上げの力が追い付きませんし、
かといって短くしてしまうと、少しもったいないように感じます。

 

キュウリの親ヅルを摘心する高さの目安は、
だいたい目線の高さ~背丈の高さまでです。

 

要は、管理や手入れがしやすい高さにおさめておくと、
ある程度の親ヅルの長さも確保でき、
手入れをする時に台を用意する必要もなくなります。

 

・親ヅルの後は子ヅル
親ヅルを摘心した後は、発生した子ヅルに実をつけさせます。

 

親ヅルの収穫が終わっても、次に子ヅルの収穫が待っているので、
親ヅルをただ伸ばすだけよりも、収量が確実に上がります。

 

 

地這いタイプのキュウリは摘心せずに育てることができます

 

 

■摘心せずに育てる方法

 

キュウリの仕立て方や性質によっては、親ヅルを摘心せずに育てることも可能です。

 

ネットや支柱に上向き誘引している場合、
通常であれば、手の届く高さを超えたら、摘心のタイミングです。

 

ここで摘心せず、ツルを大胆に引き下ろして、生長点の位置を低くします。

 

生長点の位置が低くなったキュウリは、意外なことに養水分を送る力が戻り、
生長点までしっかりと養水分が回るようになります。

 

この引き下ろしの作業を続けることで、親ヅルを長く育てることができ、
収量も増やすことができます。

 

また、地這いタイプのキュウリの場合、
地面に這わせて伸ばすことで、上向き誘引したキュウリと違い、
上方に養水分を送る必要がないため、摘心せずに育てることができます。

 

地面に広がって伸びるため、広いスペースが必要となりますが、
昔ながらのキュウリを楽しむことができます。

 

ただ、地面に直接広がっていると、
雨などによって泥が跳ね返り、病気の原因になります。

 

また、実が地面に接地するため、害虫被害やカビ、
変色などの原因になることもあります。

 

地這い栽培をする場合は、ビニールマルチ、あるいは敷きワラなどを使って、
キュウリと土が直接触れないようにしておきましょう。

 

■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方



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