雌花が咲くとわくわくします
[キュウリの落花]
■キュウリの落花
キュウリ、ようやく花がつきはじめたのに落下する!
丹精込めて育て、花芽ができ、そしてその花芽が開花♪
喜んでいた矢先、花が落ちているのを発見した……。
花芽が落ちることを落花(らっか)と言いますが、
キュウリにもこの「落花」は起こります。
キュウリの落花は雄花だけです。
雌花は落花しないんですね。
花が落ちるのは、雄花だけなんです!
ですので、キュウリの花芽が落ちた! と思っても、
雄花が落ちたのか、雌花が落ちたのか、よく観察してみてください。
十中八九、雄花なんです。
さらにキュウリの雄花の落花であれば、
キュウリの収穫量に全く影響しませんので、安心してください。
では、なぜキュウリの雄花は落花しても収量に影響ないのでしょうか?
キュウリは受粉しなくても実が肥大する、
「単為結果(たんいけっか)」の性質がある作物だからです。
*詳しくは、こちらをご覧ください。
>>キュウリ 単為結果
ということは、キュウリの場合、
「雄花はあってもなくてもいいなら、全部雌花でいいのに」
と思われるかもしれません。
受粉した場合のキュウリの実は「しっかりした実になるからいい」といわれ、
単為結実したキュウリの実は「実が柔らかいからいい」ともいわれます。
家庭菜園で手間暇かけて育てるということには、
「受粉した実」と「受粉していない実」の味比べができる特典が付いてくるのです。
なにはともあれ、キュウリの落花を発見したときは、
まず、雄花か雌花かどうか、確認してみてくださいね。
また、キュウリの落果は、肥料不足か過多、雨続き、寒さ、
などのために起こることが多いそうです。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方