キュウリ専用肥料もたくさん販売されています C)楽天市場
キュウリの実は、ほとんどが水分でできています。
そのため、栽培では水管理が重要となります。
ところが、生長が早いキュウリは、次々と花を咲かせて実をつけるため、
肥料切れにも注意しておく必要があります。
キュウリに適した肥料には、どのようなものがあるのでしょうか。
[キュウリに適した肥料]
■キュウリに適した肥料
キュウリは実のほとんどが水分でできていますが、生長して花を咲かせ、
実を育てるためには、とても体力を必要とします。
栽培中は肥料切れにも注意が必要ですが、どのような肥料でも良い、
というわけではありません。
キュウリ栽培に適した肥料の条件とは、何なのでしょうか。
・窒素、リン酸、カリのバランス
肥料にも色々な種類がありますが、
どれも基本は窒素・リン酸・カリという3つの成分からできています。
種類やメーカーによって、この3つの成分の配合率が変わり、
中には、窒素のみ、リン酸のみ、といった1つの成分に特化したものもあります。
キュウリは、つるや葉を生長させる窒素と、花や実を育てるリン酸、
根を丈夫にするカリのすべての成分が必要です。
窒素があまりにも多いとつるボケを起こしますが、だからといって窒素が少ないと、
今度は生育不良になります。
肥料の袋をよく見ると、窒素・リン酸・カリがどれくらい入っているのかが書かれています。
お勧めなのは、窒素・リン酸・カリが8:8:8や10:10:10くらいのものです。
数字がもっと大きいものもありますが、そういったものはどちらかというとプロ向けで、
家庭菜園では使いこなすのが難しいことがあります。
・粒状か液体か
肥料は、含まれている成分にも種類がありますが、形状にも種類があります。
家庭菜園用の肥料の代表には、粒状と液体があります。
基本的にはどちらを与えても良いのですが、元肥と追肥とで変えたり、
その時の状態によって併用したりすると、生育が安定しやすくなります。
粒状は、水に少しずつ溶けて肥効を出すため、元肥えとして使うのがお勧めです。
液体肥料は、水代わりに与えることができるので、生育時に与えると、
吸収も早いのでお勧めです。
粒状の肥料を与えていても、状態によっては肥料切れのサインが出ることがあります。
葉色が薄かったり、株全体の生育が落ちてきた時は、粒状の肥料を与えていても、
液体肥料を与えてみましょう。
連作障害、成疲れ防止に抜群の効果
即効性のある液体肥料を与えることによって、
肥料切れを素早く回復させることができます。
粒状の肥料と液体肥料では、肥効が続く期間が異なります。
肥料のパッケージを見ると、どの野菜にどれくらいの量を、
どのくらいの頻度で与えれば良いのか、書いてあります。
説明書きをよく読んで、まずは規定通りの与えましょう。
また、株が疲れ切っている時や、根が傷んでいる時は、土に肥料を与えても、
うまく吸い上げることができない場合があります。
この場合は、液体肥料を葉面に散布すると、葉から肥料成分を吸収します。
根から数よりも実に近い位置で吸収するため、さらに即効性があります。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方