秀林
秀林(しゅうりん)は、カネコ種苗店のキュウリの品種の中でも、
特に病気に強く、品質・収量がとても安定する品種です。
うどんこ病の他、ズッキーニイエローモザイクウィルス(ZYMV)に、
耐病性を有するので、安心して育てられます。
[秀林]
■秀林の特徴
・病気に強い
うどんこ病、ZYMVに対してとても強い品種で、
病気にかからず、元気なキュウリを長期間収穫することができます。
・生長の特徴
側枝の雌花の連続性は少ないですが、孫枝になると雌花が良くつきます。
側枝の発生が良く、秋近くになっても、ぐんぐん枝が伸びてくれます。
葉の大きさは中くらいで、やや角形なのも特徴の一つです。
・収穫適期サイズ
収穫適期サイズは約21~22センチで、
濃い緑色のおいしいキュウリが収穫できます。
■秀林の栽培のコツ
・定植
秀林は側枝の発生が良く、長期間栽培ができるので、
株間は、80センチ以上を目安に広めにとります。
植え付け後は、株元にたっぷり水を与え、早く活着できるようにします。
約5~6節目(約30~40センチ)ほどまでの側枝は、随時除去します。
雌花も約8節目までは取り除き、草勢がおちないようにします。
・整枝方法
秀林は親づる1本仕立てがおすすめです。
耐病性の高い他のキュウリと比べて秀林は、
側枝の発生が強いので、子づるは1~2節目で止めます。
子づるは放任せず、孫づる以降に草勢を見ながら放任枝を作りましょう。
・摘葉
これは、全てのキュウリ栽培に当てはまることですが、
古くなった葉をそのままにしていたり、葉が混み合うと、
株に負担が大きくのしかかり、品質が悪くなってしまいます。
収穫が始まったら、下段約40センチほどくらいから摘葉を開始し、
できるだけこまめに管理するようにしてください。
・追肥
尻太果や曲がったキュウリがなるのは、株が疲れている証拠です。
地上部だけではなく、根も疲れているので、
追肥を与えても効果が得られないことがあります。
こういった時は、摘葉や整枝などの管理を行った後で、
薄めの追肥を与えるのがおすすめです。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方