ほっきこう121
ほっきこう121は、カネコ種苗店のキュウリの品種です。
ここ最近、日本では猛暑、ゲリラ豪雨の影響により、
家庭菜園でのキュウリ栽培は、以前よりやや難しくなってきています。
ほっきこう121は、他品種と比べ、
こういった気象変動に左右されにくい品種ですので、
長期どりの夏秋露地栽培におすすめです。
ほっきこう121の特徴と育て方のコツをご紹介します。
[ほっきこう121]
■ほっきこう121の特徴
・安定した着果率
主枝着果率は春まきの場合、40~50%で、
側枝以降の雌花着果性も安定しています。
・暑さに強い
ほっきこう121は耐暑性があり、
暑さによる果実の曲がり、芯焼け、萎れなどが少なく、
夏場でも安定した収入が見込めます。
・耐病性がある
うごんこ病や、モザイク病(ZYMV)に抵抗性があります。
・収穫適期
収穫適期サイズは約21センチで、とてもツヤのあるおいしいキュウリです。
■ほっきこう121の栽培のコツ
・肥料
元肥はやや控えめに施し、追肥を前提とした栽培がおすすめです。
元肥を適量与える場合は、穏やかに効く緩効性肥料を利用すると良いです。
・仕立て方
ほっきこう121は、1本仕立てまたは親、子2~3本仕立てがおすすめです。
1本仕立ての場合、株間の目安は約80センチです。
下段に伸びる側枝は、約40センチのところまで雌花もいっしょに取り除きます。
以降の側枝は、1~2節で止め、孫づる以降は放任で管理します。
2本仕立ての場合、株間の目安は約80~100センチです。
3本仕立てにする場合は、それよりもややスペースを空け、
100~120センチの株間が必要です。
家庭菜園では、スペースはとるものの、収量が高まり、
栽培も安定するため、2~3本仕立てがおすすめです。
下段約40センチより上位の側枝は1節止め、
放任する枝は下段から伸ばしていくと良いです。
・栽培作型
ほっきこう121は、さまざまな露地栽培に適しています。
一般的な露地栽培の他、トンネル栽培や、露地抑制栽培にも適しているので、
植え付けの時期によって、栽培方法を変えることができます。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方