夏ふうみ
夏ふうみは、サントリーの『本気野菜キュウリ』の1銘柄で
風味豊かで旨みが濃く、耐病性に優れています。
真夏でも安定した収穫が望めるキュウリです。
独特のキュウリの風味がとても味わい深く、
夏キュウリの決定版として、おすすめしたい品種の一つです。
[夏ふうみ]
■夏ふうみの特徴
・コンスタントに収穫できる
栽培初期こそ収穫量は少なめですが、側枝への連続着果に優れているので、
コンスタントに収穫できます。
毎日食べても飽きない美味しさで、毎日の食卓を鮮やかに彩ります。
・耐病性に優れている
パッケージにも「強耐病性」と書かれているように、非常に病気に強い品種です。
べと病、うどんこ病、褐斑病に強いので、
病気にかかりにくく、秋まで長く収穫ができます。
朝採りが、最高に美味しい!
■夏ふうみの栽培のコツ
・土づくり
連作障害が起こらない場所、かつ日当たりの良い場所を選びます。
植え付けの15~20日前までに、1平方メートルあたり、
堆肥を2キロ、苦土石灰を100グラムを混ぜ、良く耕して栽培環境を整えます。
植え付けの7日~10日前になったら、配合肥料を入れ、
幅約60センチ、高さ約20センチの畝を作り、黒のマルチフィルムで保護します。
・植え付け
4月上中旬はまだ寒い日もあるので、下旬頃が最適期です。
4月上中旬に植え付ける場合は、防風・防寒のできる資材で保護してください。
キュウリの葉は大きく風の抵抗を受けやすいので、
定植後は必ず支柱を立て、茎が折れないようにしてください。
畑の場合は、株間は約50センチ取ります。
支柱は2メートルほどのものを用意し、紐やネットを使い、誘引します。
支柱仕立て、ネット仕立てがありますが、
ネット仕立ての方が簡単に誘引できます。
支柱を使う場合は、縦・横に支柱を組み合わせて立てると、
つるを伸ばしやすいです。
プランター、コンテナを使った栽培の場合は、
土の容量が20リットル以上の大きいものを使い、1株ずつ植えます。
根はそんなに深くまで伸びないので、横に広い容器がおすすめです。
・追肥
畝の両側に1株あたり、配合肥料50グラムほどをすきこみます。
キュウリの根はあまり深く張らないので、掘り起こさないように注意します。
生長が著しい夏場は、毎日の水やりを薄い液肥に変えると良いでしょう。
・整枝
はじめの5節までに出てくる側枝・雌花は全て摘み取ります。
その後の側枝は、葉を1~2枚残して先端を摘み、芯止めします。
生育中盤には株元に近い葉から順に摘み取ります。
5節までの脇芽も同様に、摘み取ります。
こうすることで風通しが良くなり、病害虫に強くなります。
・水やり
乾燥に弱いので、しっかりと水やりを行います。
夏は、炎天下の潅水は避け、早朝または夕方、気温が下がった頃に行います。
・収穫
夏ふうみは、21~22センチくらいの長さが収穫の適期です。
夏場は花が咲いてから1週間ほどで収穫ができるようになります。
朝と夕方では、驚くほど大きさが変わるので、
収穫期を逃さないように収穫します。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方