北京四葉胡瓜
北京四葉胡瓜(ぺきんすうようきゅうり)は、
短型青長と改良四葉をかけ合わせて作られた一代交配種で、
ナカハラのタネの家庭菜園向け品種です。
「北京」や中国のキュウリである「四葉」が品種名に入っているように、
日本のキュウリとは違い、少しゴツゴツとした白イボのある品種です。
見た目の美しさは日本のキュウリと比べ、見劣りしますが、
四葉系のキュウリはとても歯ごたえが良く、
日本の伝統あるお漬物に良く使われています。
老舗の漬物専門店でも、
四葉系キュウリにこだわりをもっているお店がたくさんあるそうです。
ぬか漬けにもおいしいです
■北京四葉胡瓜の特徴
・胡瓜と黄瓜
日本では、キュウリのことを「胡瓜」と書きます。
平安時代から食べられているキュウリの「胡」の字は、
中国のシルクロードを渡ってきたことを意味しています。
中国では、キュウリのことを「黄瓜」と書きます。
これが、日本で「キュウリ」と呼ばれることになった由来です。
しかし、私たちの知るキュウリは、黄色ではなく、緑色をしています。
何故、中国ではキュウリのことを「黄瓜」と書くのでしょうか?
理由は、キュウリは本来黄色いものだからです。
私たちが食べているキュウリは、若い果実を収穫したものです。
そのまま熟せば果実は、黄瓜の文字の如く、
徐々に黄色くなっていきます。
こういわれると何となく、熟しすぎたキュウリが細く曲がり、
先から黄色くなっていくイメージが沸くのではないでしょうか?
・着果率に優れている
短形四葉の北京四葉胡瓜はとても着果率が良く、
真夏の高温・乾燥の厳しい季節も、
たくさんのキュウリを収穫することができます。
・果実
果実は青々としたグリーンで、収穫適期の大きさは、
27~28センチと他品種と比べ、スマートで長いキュウリです。
肩はり、胴はりが良く、元気の良いキュウリがいっぱいとれるので、
家庭菜園はもちろんのこと、直売所の販売などにも適したキュウリです。
とても歯切れが良く、皮が薄いキュウリなので、
ぬか漬けなどの漬物に最適です。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方