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ブルームとブルームレス

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艶消しと艶有りのキュウリがあります

 

 

キュウリにも多くの種類がありますが、
スーパーなどで売られているキュウリには、
大きく分けて2つの種類があります。

 

それが、ブルームキュウリとブルームレスキュウリです。
この2つには、どのような違いがあるのでしょうか。

 

 

[ブルームとブルームレス]

 

 

■ブルームとは?

 

ブルームとは、キュウリの実の表面についている、白い粉のようなロウ物質です。
キュウリの他にも、スイカやカボチャといったウリ科の植物に、よく見られます。

 

ウリ科の他に、ブドウやリンゴ、ブルーベリーの実の表面にも、見られる物質です。

 

白っぽい色をしていて、水に濡らしたり指でこすると簡単に取れることから、
病気の症状や農薬の痕だと思われることもありますが、
それがブルームであるならば、人体にはまったく問題ない成分です。

 

ブルームは、実の中に含まれている水分が蒸発するのを防いだり、
病害虫から実を守るといった効果があるため、とても良い存在です。

 

 

ブルームキュウリの代表的キュウリ

 

 

■ブルームキュウリとブルームレスキュウリ

 

ブルームは、食べても特に問題のない物質にも関わらず、
品種改良によって、キュウリの表皮にブルームが出ない、
ブルームレスという品種が登場しました。
しかも、現在はブルームレスの品種の方が、主流となっています。

 

かつてはブルームキュウリの方が主流であったのに、
ブルームレスキュウリの方が主流となったのには、理由があります。

 

ブルームキュウリとブルームレスキュウリ、それぞれの特徴をまとめました。

 

・ブルームあり品種の特徴
ブルームキュウリの品種は、表皮にブルームが出るため、
果肉の水分が失われにくいという特徴があります。

 

そのため、皮が薄く、果肉にも水分がたっぷりと含まれていて、
パリパリとした歯触りの良い食感が楽しめます。

 

皮が薄いので、皮ごと食べても口に残りません。
また、水分のたっぷり詰まった果肉は、歯ごたえがありよく締まっているので、
漬物などにすると食感が良いのが特徴です。

 

また、炒め物などにしても、余分な水分が出にくいので、
オールマイティーに使えます。

 

ブルームキュウリは、実の表面に白色の粉やロウのように見えるものが付着します。
トゲ(イボ)が多いものもあるので、
収穫や出荷、輸送の時に傷がつきやすいのが難点でした。

 

また、表面の白っぽいものが、消費者にとっては農薬に見えることもあったため、
急速に人気が落ちました。

 

現在でも、四葉系の品種など、古くからある品種には、ブルームが出ます。

 

 

 

ブルームレスキュウリの代表品種

 

 

・ブルームレス品種の特徴
ブルームレス品種は、表皮にブルームが出ない分、
ぴかぴかと輝くような美しさがあります。

 

商品として出した時に見映えがするよう、
曲がりにくくまっすぐ育つ性質が強く、収量が多いのも魅力です。

 

ブルームができない分、中の水分が抜けにくいブルームキュウリに比べると、
皮が厚くて硬いです。

 

そのため、丸ごと食べた時に皮が口に残ることがあります。
また、表皮が硬い分、果肉が柔らかくなりやすいこともあります。

 

パリパリのキュウリがあまり好きでない、という方には、
ブルームレスキュウリの方が食べやすいでしょう。

 

ブルームレスキュウリの代表品種といえば、フリーダムです。
この他にも、ミニキュウリのラリーノなども、ブルームレス品種です。



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