キュウリ 生理障害

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キュウリの生理障害

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キュウリの曲がり果

 

 

キュウリを育てていると、
病害虫とはまた違う「異変」を感じることがあります。

もしかすると、それは生理障害を起こしているのかもしれません。

キュウリが起こしやすい生理障害の原因と対策をご紹介します。

 

 

[キュウリの生理障害]

 

 

■キュウリの生理障害 原因と対策

 

キュウリが起こしやすい生理障害には、いくつか種類があります。
目立ちやすいのは、曲がり果や変形果です。

 

生理障害は対策を行えば回復するものが多いですが、
中には回復が難しいものもあるので、
対策もチェックしておきましょう。

 

 

雌花が咲いても実が大きくならず落ちてしまうことがあります

 

 

◎流れ果

・原因
雌花は咲いたものの、実がほとんど大きくならず、
そのまま黄変したりしぼんでしまう症状が出ます。

 

流れ果の原因のほとんどは、光合成不足です。
つまり、実に十分な栄養を送れる状態ではなかったということです。

 

日当たりの悪い場所で育てている時はもちろんですが、
曇りや雨の日が続いても、光合成不足となります。

 

・対策
十分な光合成ができるように、日当たりの良い環境を整えます。
ハウス栽培では、曇りや雨の日が続くと、
さらに日照不足を引き起こしやすくなります。

 

ハウス内の空気を扇風機や送風機、換気扇などを使って動かすと、
光合成しやすくなります。

 

 

フェンスにあたり、大きく曲がってしまいました

 

 

◎曲がり果

・原因
その名の通り、実が曲がるという症状が出ます。

 

雌花が咲いた時、花の後ろには、
すでに小さなキュウリのようなものがついています。

 

この部分は子房と呼ばれ、後に肥大してキュウリの実となります。
この子房部分が、開花時から曲がっていると、そのままの曲がった実に育ちます。

 

また、開花時に問題はなくても、支柱やネットなどが当たることで、物理的に
曲がることもあります。

 

キュウリの株自体が、光合成不足や栄養、
水分不足などを起こしている時も、実が曲がりやすくなります。

 

・対策
家庭菜園などで、曲がった果実でも構わない場合は、
そのまま育てても良いですが、秀品を収獲したい場合は摘果します。

 

開花した時点で曲がっているものは、大きく育てず、
小さいうちに摘果しておくと、余計な体力を使わずに済みます。
実の周りにあるネットや支柱にも、気を配りましょう。

 

日当たりの良い環境を作り、追肥や灌水が不足しないように注意します。

 

 

太さがまばらなキュウリ

 

 

◎変形果

 

・原因
お尻の方がぷっくりと膨らんでいたり、反対にお尻が細くなっていたり、
中央あたりがくびれたように細くなる症状が出ます。

 

お尻が膨らんでいるものは、
昆虫による受精がうまくいかなかった可能性があります。

 

日照不足や栄養不足、水分不足が原因であることがほとんどです。

 

・対策
夜間が高温だと、症状が出やすくなるので、涼しい環境を作ります。
必要以上に摘葉すると、草勢が弱まったり光合成量が減り、変形果が増えます。

 

また、水分不足にも要注意です。
適切な量の追肥、灌水によって、草勢を安定させましょう。

 

◎各種要素欠乏葉

 

・原因
葉全体の色が抜けたように黄変したり、
一部だけ黄変や枯死、また白く変色するなどの症状が出ます。

 

欠乏している要素によって症状が異なります。
基本的には、土中の特定成分が足りずに症状が起こります。

 

ただし、マグネシウム不足やカルシウム不足は、カリウムと拮抗関係にあるため、
土壌に不足していなくても、欠乏症状が出ることがあります。

 

・対策
肥料の与え方を考え、特定の成分が蓄積しないように注意します。
似たような養分を欲しがる植物をばかりを同じ場所で育てていると、
特定の養分が減り、その他が多くなる、アンバランスな肥料状態となります。

 

症状が出た場合は、欠乏している要素を葉面散布することで、
比較的簡単に改善できます。

 

 

◎心止まり

 

・原因
摘心もしていないのに、生長点が止まる症状が出ます。
止まった生長点付近のつるは、他と比べると太く、
心止まりと気づくまでは、調子が良くなったと勘違いすることもあります。

 

摘心栽培では、ある程度の高さで親づるを摘心しますし、
子づるも摘心することが多いので、症状が見られることは稀です。

 

つる下げ栽培など、主枝を長く伸ばして栽培する方法では、
過度に実を付けさせたことによる体力不足などが原因で、心止まりが起こります。

 

他にも、空中の湿度が足りていない時や、
土への水分が足りていない時にも症状が出ます。

 

また、過度に摘葉して草勢が急激に落ちた時にも、
心止まりが起こりやすくなります。

 

・対策
極端に体力を消耗させないため、適度に摘果を行います。

 

また、つり下げ栽培では、すでに収獲した節から、また実が発生することがあります。
これをもどり果と呼びますが、このもどり果を放置して大きくすると、
余計な体力を使うこととなります。
もどり果を見逃さないように見回りを行い、見つけたら取り除きます。

 

露地栽培でもハウス栽培でも、空中が乾燥しすぎないように注意し、
霧吹きなどを使って湿度を確保します。

 

つる下げ栽培では、不要となった部分の葉を摘葉することが多いですが、
必要枚数は必ず残すようにします。

 

心止まりの症状は、一度起きてしまうと回復が難しい生理障害です。
起きてから対処するのではなく、起きないように対策しておくことが大切です。

 

 

■生理障害を発見したら

 

生理障害を起こしているのを見つけたら、早めに対応しましょう。
その後、じっくりと原因を突き止めます。

 

特に欠乏症状の場合は、欠乏している要素を特定するまでに時間がかかると、
その間にどんどん症状が進みます。

 

すぐに欠乏要素が特定できる場合は、その要素のみを葉面散布しますが、
特定に時間がかかる場合は、まずはすべての要素を含んだ散布材を利用し、
葉面散布を行います。

 

とりあえずすべての要素を含んだ散布材を使用しておくことで、応急処置をして、
症状が進むのを遅らせることができます。

 

また、曲がり果や変形果などは、養水分の不足によって、容易に起こる症状です。
日当たりや温度など、他の管理が完璧な状態であっても、
水分が足りないだけで、すぐに症状は出ます。

 

その分、適切な状態に戻せば、すぐに症状もおさまるので、
慌てず、難しく考えず、基本の管理に不備がないかをチェックしましょう。

 

■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方



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