キュウリは、株が充実してくると、次から次へと収穫できます
小さいキュウリが一晩経つと収穫にちょうど良いサイズまで育っていたり、
育ちすぎて瓜のように大きくなってしまったりすることもあります。
生長期のキュウリは、実が1日に5~7㎝も長くなるんですね。
収穫にちょうど良いサイズというのは、キュウリの品種によって変わります。
一般的なサイズ、ピクルス用の小さなサイズのもの、
加賀太キュウリなど太くなるものなど、
それぞれに収穫に適したサイズが違うのであらかじめ確認しておきます。
キュウリは、一般的に開花後7~10日が収穫の目安です。
キュウリの収穫時期の見極め方についてご紹介します。
[キュウリ 収穫時期]
■収穫サイズは?
収穫時期の目安となるサイズは、品種によって違います。
一般的なサイズであれば、18cm~20cmくらいが標準です。
ミニサイズのキュウリであれば10cmくらい、
加賀太キュウリなら20cm~25cmくらいを目安に収穫すると良いでしょう。
キュウリは最盛期になると、一晩で想像以上に実が大きくなります。
そのため、収穫にはまだほんの少し小さいかなと思っていると、
一晩で大きくなりすぎ、食味が悪くなることが多々あります。
この場合は、目安のサイズになるまで待たずに、
少し小さいくらいで収穫しても問題ありません。
小さくても美味しいうちに収穫してしまう方が、
樹のスタミナが続くので総収穫量が多くなります。
夏野菜は、朝採りがおいしいです
■収穫の時間帯は?
野菜を育てていると、
朝に水やりなどの世話をするために見回ることが多いですね。
ほとんどの夏野菜は、朝に収穫すると水分が多く美味です。
キュウリの実は水分がとても多いため、
夏の日中、気温の高い時間帯に収穫すると、傷みやすいです。
複数の株のキュウリを育てていると、
最盛期には毎日何本もキュウリを収穫できるようになります。
大量に収穫したキュウリも、一日で食べれば良いのですが、
食べきれないことも多いですね。
大量収穫時は、少しでも日持ちさせれば、最後までおいしく食べられます。
午前中、できれば涼しい早い時間帯に収穫すると、傷みにくくなります。
また、午前中に収穫するには小さかった実も、
夕方にはちょうどいいサイズに育っていることがあります。
できれば朝と夕方の2回、見回りをして収穫すると、収穫適期を逃しにくくなります。
冷蔵庫よりも、井戸水、流水で冷やすと、繊細な味わいが楽しめます
■収穫タイミングを逃さなために
キュウリは、つるも実も葉も同じ緑色をしている上に、
葉が大きいため、実が隠れやすい環境です。
収穫適期を見逃すと、実が大きくなりすぎてしまいます。
大きくなったキュウリの実は、皮が硬くなってしまい、
中には種ができているものも出てくるため、生食には向かなくなります。
パリッとしていて歯切れの良いジューシーな食感を楽しむには、
まだ、若いキュウリを収穫するのがお勧めです。
収穫適期になったキュウリを確実に見つけるために、
朝と夕方に見回りをして、観察する角度を変えて、
キュウリの実がないかどうかを確認するようにします。
適期サイズの実を収穫することで、株に負担もかかりにくくなり、
長く収穫し、収穫総量を多くすることが可能になります。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 苗の選び方
・キュウリ 地植えの育て方