キュウリ栽培には、土作りがとても重要です
生育を促すしっかりとした土作りが素晴らしい収穫につながるんですね。
地植え栽培とプランター、鉢栽培の土作りをご紹介します。
[キュウリ栽培の用土]
■キュウリ栽培の用土
◎地植え栽培
他のウリ科の植物(カボチャ、スイカ、、ゴーヤ)と同様に、
連作障害を防ぐため、前年にウリ科を育てていない場所を選びます。
接木苗を使うと、かなり連作障害を軽減できます。
●土作り
苗を植える2週間前に土作りをします。
畑とする場所は、深さ30cmくらい耕します。
そして、堆肥、苦土石灰、化成肥料を入れていきます。
堆肥 1㎡あたり3~4kg
苦土石灰 1㎡あたり120g
苦土石灰はpH調整のために必ず入れるようにします。
化成肥料を8-8-8を元肥として、
1㎡あたり150g~200g入れましょう。
●畝作り
畝幅は100cm~150cm、高さは15cm~20にして、
苗と苗の間は40cm~50cmを目安にしてください。
*畝作りの詳細は後の記事に記します。
畝作りの時に畝の中ほどに溝を掘り、元肥の半分を入れておきます。
そのあとは土を被せて残りの元肥を全体にていねいに混ぜます。
このタイミングでマルチや敷きわらを敷いておくと、
土の保温と雑草を防ぐ効果が大きく生長が順調になります。
用土づくりは丹念にすると収穫に結果が実ります
◎プランター・鉢栽培
●土作り
キュウリは根をたくさん伸ばす野菜なので、
容器は深型の50リットルくらいの大きさに3株が最適です。
キュウリは、肥えた通気性の良い土を好みます。
基本的な土はホームセンターなどで売っている、
「野菜培養土」などを使用すると手軽で便利です。
この中でもとくにキュウリ用と表記があるものを使うと安心です。
前年に使った野菜培養土を、再度使うのはあまりお勧めできません。
もし使いたい場合は、一回、天日消毒してフルイにかけた土に、
新しい用土を三分の1から半分くらい混ぜるのが良いです。
野菜培養土の成分表を見て苦土石灰が入っていない場合は、
苦土石灰を規定量入れてください。
●プランター栽培で土を自作する場合
プランターの大体の容量を確認してから配合を決めるとわかりやすいです。
赤玉土 40~60%
水と肥料の保持力が良く他の植物を育てる場合にも基本となる土です。
パーライト(またはバーミキュライト) 0~20%
白色の軽い発泡体で、水はけ、通気性に優れます。
また軽いので土の軽量化にもなります。
腐葉土 30~40%
水はけと通気性に優れ、土の中の微生物を増加させるのに好適です。
土質を改良し根の栄養吸収を向上させます。
腐葉土は、落ち葉から意外と簡単に作れるので挑戦してみてください。
もっとも基本的で簡単な用土は、
小粒~中粒の赤玉土7、腐葉土3と、
化成肥料、苦土石灰です。