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千羽キュウリ
千羽(せんば)キュウリは、白イボのあるブルームタイプのキュウリです。
ナカハラのタネから出ているこのキュウリは、定番中の定番として、
家庭菜園や農家の方など、幅広く親しまれている夏秋キュウリの品種です。
■千羽(白イボ・グリーン胡瓜)の特徴
・キュウリの語源
千羽キュウリは、「グリーン胡瓜」と説明書きがあるように、
緑色が濃く、とても鮮やかなキュウリです。
しかし、「キュウリ」という名前の語源は、「黄瓜」(きうり)にあります。
これは、キュウリを収穫せずに完熟させると約30センチほどの大きさになり、
皮が緑色から徐々に黄色くなることに由来しています。
しかし、完熟した黄色いキュウリは味が良くないため、
早どりしたものが、今、私たちが食べているキュウリです。
・白イボ系キュウリ
千羽キュウリは、白イボ系キュウリと呼ばれるタイプに属します。
この白イボ系キュウリは市場の90パーセントを占める主流であり、
イボの先端が白く、苦味が少なく、とても食べやすいキュウリです。
キュウリには、黒イボ系と呼ばれるキュウリもありますが、
白イボ系キュウリと比較して皮が硬く、
やや苦味があるので、あまり生産されていません。
・病気や暑さに強い豊産種
千羽キュウリは、暑さ、うどんこ病やべと病など、
病気に強い品種なので、たくさんの収穫が見込めます。
果実の揃いも良く、秀品率高いので、家庭菜園にとてもおすすめです。
■千羽(白イボ・グリーン胡瓜)の栽培のコツ
・肥料切れに注意する
耐暑性、耐病性があることに加えて、雌花率が高く、
多収性なので、肥料が不足しがちです。
しっかりと追肥を行い、肥料が切れないように注意しましょう。
・収穫適期サイズ
千羽キュウリは、果実の長さが約21~22センチ、
重さが約100グラムが収穫の適期です。
色ツヤが良く、形の良いキュウリがたくさんなります。
やや早どりを心がけ、大きく育てないようにするのが長く収穫するコツです。