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さつきみどり
さつきみどりは、さまざまな作物、
植物のタネ・苗を販売するサカタのタネの品種です。
サカタのタネでは、キュウリもいろいろな品種が出ていますが、
その中でもさつきみどりは家庭菜園向けとして人気があります。
その秘密は、味の良さです。
作りやすいことなども理由の1つですが、
とにかくさつきみどりの味や歯切れの良さは格別です。
おいしいキュウリを自宅でも栽培したいという方におすすめの品種です。
■さつきみどりの特徴
・病気に強い
病気に強い=家庭菜園では作りやすい品種と考えてもらうと良いです。
べと病、炭疽病、うどんこ病、つる枯病にも強く、
難しい薬剤の散布を減らすことができます。
・たくさん収穫できる
親づるに雌花がたくさんつきます。
子づるの発生はその分少なめですが、しっかり子づるにも果実がつくので、
収量は多く、とても安定します。
・サカタキッチンのすすめ
さつきみどりを販売するサカタのタネでは、
公式サイトの一部で「サカタキッチン」というレシピサイトを展開しています。
サカタのタネのキュウリの代表品種、
「フリーダム」を使ったレシピがほとんどですが、
さつきみどりでも代用は可能で、とてもおいしいレシピばかりです。
飾り四海巻きやデコちらし、デコそうめんなど、
見た目も楽しめるレシピも必見ですが、
豚しゃぶのわさび和え、大量のキュウリを消費できる、
キュウリ蒸しのレシピはとてもおすすめです。
インゲンにもさつきみどりがあり、色っぽい感じに実をつけます
■さつきみどりの栽培のコツ
・種まき
3号(9センチ)のポリポットに種を2~3粒まき、
本葉が1~2枚の時に1本に間引きます。
本葉3~4枚の若苗になるまでは育苗し、
それを植え付けるようにしましょう。
・土作り
種まきと並行して、土も準備しておく必要があります。
キュウリの根は浅く広がるので、
広範囲までしっかり肥料を効かせるのがポイントです。
土作りは、「おてがるキュウリ よしなり」に準じます。
・管理
親づるが170センチほどになったら摘芯し、
子づるに2~3枚ほど葉を残し、芯止めします。
・曲がり果・尻細果の原因は?
キュウリが曲がってしまう原因は、
水分不足、肥料不足、日照不足の3点です。
お尻が細くなってしまうのは、
高温による乾燥、肥料不足が原因です。
液体肥料や化成肥料、摘葉や水やりで、
1つ1つずつ原因をつぶし、形の良い果実になるよう努めましょう。
・灰色カビ病に注意
さつきみどりは病気に強い性質ですが、
灰色カビ病には耐性がありません。
灰色カビ病は、日光不足と風通しの悪さが原因となって起こる病気です。
草勢がましたら、葉と葉が重ならない程度に摘葉し、
充分に日光に当て、株の中の風通しを良くしましょう。
尚、病気になってしまった葉はすぐに摘み取るようにしてください。
また、黄色くなった葉など、老化した葉もすぐに摘み取ります。
・収穫
収穫適期は果実の長さが約23~24センチになった頃です。
収穫が遅れると株に負担がかかるので、
気持ち早めに収穫するのが理想です。
草勢が弱った時はその時だけ若どりし、追肥をして株の回復に努めましょう。