ホーム » キュウリ 料理・レシピ » キュウリ の洗い方
キュウリを洗う理由がいくつかあります
キュウリを収穫した後、井戸水や川の水につけて冷やしておいたものを、
丸ごとぱくっとかじると、キュウリが持つ独特の清涼感が楽しめます。
けれど、現代の日本では、そういったことはとても難しくなりました。
井戸や野菜を冷やすことができる川がありませんし、
買ったものをその場で食べるということもありません。
スーパーで買ったキュウリも、家庭菜園で育てたキュウリも、
食べる前には洗うという方がほとんどでしょう。
キュウリを洗う時、何気なく洗っていることが多いですが、
正しい洗い方というのはあるのでしょうか。
[キュウリ の洗い方]
■キュウリを洗う理由
キュウリを食べる前には、必ず洗うという方が多いですが、
無意識に洗っているという方がほとんどです。
キュウリは生食されることが多いため、
表面についた汚れをとるために洗う方が多いでしょう。
けれど、他にもキュウリを洗う理由があるのです。
・薬剤を落とす
自宅で育てたキュウリは、薬剤を使っているかどうかは自分次第なので分かりますが、
スーパーで買ったものがどうかは分かりません。
栽培中に使用された薬剤が、すべて人体に影響があるものとはいえませんが、
やはり気になるものです。
薬剤を散布した時に着果している実があれば、それにもかかっているはずです。
薬剤を口にしないためにも、調理前にキュウリを洗う必要があります。
・菌を落とす
実は、キュウリには菌が付着していることが多く、食中毒の原因となる場合もあります。
キュウリを洗うことで、表面についた菌を減らすことができます。
ただし、洗い方によっては、ほとんど菌を落とせないこともあるので、
洗い方には注意が必要です。
■キュウリ の洗い方
キュウリを洗う時、ほとんどの方が特に意識せずに洗っていることでしょう。
けれど、汚れの多い部分や表面についた薬剤や菌は、ただ単に洗うだけでは、
ほとんどとれていないことがあります。
これからは、キュウリを洗う時に、少し意識して洗ってみましょう。
・水で洗う
キュウリを簡単に洗うのであれば、やはり水洗いです。
ただし、表面に流水を少しかけただけでは、
細かい部分に入り込んだ汚れは取り除けません。
キュウリの場合、ヘタに近い部分やイボが多い部分は、凹凸が細かく入っているため、
汚れが入り込みやすくなっています。
手で細かい部分をこすりながら、丁寧に洗いましょう。
・塩でこすって洗う
表面についた汚れの他に、薬剤や菌の存在も気になるという場合は、
塩でこする方法がお勧めです。
いわゆる板ずりと呼ばれる方法で、さっと水に濡らしたキュウリに塩をまぶし、
まな板の上でゴロゴロ転がす方法です。
この方法によって、キュウリの表面にあるイボが取り除けるとともに、
表面の薬剤や汚れも一緒に取り除けます。
キュウリに付着している菌の多くは、イボの部分についているといわれています。
そのため、板ずりによってイボを取り除くことで、悪い菌も減らすことができます。
板ずりをした後は、水で塩を洗い流しておきます。
まな板を使うのが面倒という場合は、手に塩をつけた状態で、
キュウリをこすり洗いするのも良いでしょう。
ただ、板ずりをした時ほど、イボが取り除けないことがあるので、
気になるのであれば板ずりの方がお勧めです。
■殺菌・減薬するために
塩や水で洗うことによって、キュウリの表面についた菌や、
薬剤をかなり減らすことができますが、それでも不安な場合は、
キュウリを茹でて熱消毒したり、野菜専用の洗剤を使いましょう。
キュウリは生食することが多いですが、短時間であれば茹でても食感が変わらず、
かつ表面の菌も殺菌できます。
熱湯に切ったキュウリを入れ、60秒ほど茹で、すぐにザルにあけて冷やします。
表面についた薬剤もしっかりと洗い流したいという場合は、
専用の洗剤を使うのも良いでしょう。
食器洗い用の洗剤などは、野菜洗いに適していない成分が含まれているため、
必ず野菜専用の洗剤を使うようにします。
また、野菜専用の洗剤であっても、すすぎをきちんと行うことが大切です。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方