金星114
金星114は、株式会社ときわ研究所から販売されている、
夏秋栽培用のキュウリの品種です。
とくにうどんこ病に強い耐病性品種でとてもつくりやすく、
省力的に栽培を行える品種です。
■金星114の特徴
・果実
果実の長さは、一般的なキュウリと同等で、約21センチほどです。
円筒形にまっすぐに伸び、ツヤがあって色濃く、見た目も優れています。
果長の変化も少なく、果揃いも良いので、金星114の秀品率は高く、
出荷にも適したキュウリの品種だと言えます。
・草姿
葉は肉厚ですが、やや小さく濃い緑色をしています。
側枝の節間も間伸びせず、スッキリとした草姿になるので、
太陽の光を浴びやすく、過繁茂による病気などのリスクが少ないです。
また、それと同時に葉焼け・芯焼けも少ないので、
安心して栽培できるという魅力があります。
・ときわ研究所
金星114は、株式会社ときわ研究所のキュウリです。
この会社は、キュウリの育成を専門に行っている会社なので、
キュウリ栽培のイロハを熟知してつくられた品種ばかりです。
とても栽培しやすい品種が揃っているので、
この金星114も安心して栽培することができます。
■金星114の栽培のコツ
・適作型
雨除け栽培、トンネル栽培、前進栽培~抑制露地栽培と、
広い作型に適しています。
・種まきの適期
種まきの適期は、気温が暖かくなる3月中旬頃からです。
しっかり育てるために、4月~5月上旬頃の種まきが理想ですが、
8月上旬まで長くまくことができます。
・栽培のポイント
一番果の着生位置は、最低でも地上から30センチ、
約8節目程度を目指します。
子枝は2節止めが基本ですが、生育があまり良くないときは、
1節止めの枝をふやして様子を見ます。
また、主枝の摘芯の際には、必ず生長点を1~2本確保し、
摘芯するようにしましょう。
・追肥
一番果が大きくなるタイミングで行い、それ以降、
キュウリの肥大に合わせて追肥を行います。
水やりも同様で、生育に合わせて、水切れが起こらないようにします。
・摘葉
日光の光を浴びやすい草姿をしている金星114ですが、
草勢を見ながら、採光や通風を妨げている葉があれば、
随時、摘葉します。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方