近成夏四葉
近成夏四葉(ちかなりなつすうよう)は、名前の通り、
イボのある四葉系のキュウリとして育成された品種で、
株式会社タカヤマシード 高農交配の品種として市販されています。
同じ、タカヤマシードより近成夏山東(ちかなりなつさんとう)
という品種も販売されていて、とても人気があります。
同じシリーズである、近成夏四葉の特徴と栽培のコツをご紹介します。
■近成夏四葉の特徴
・イボの低い四葉キュウリ
果実の長さは、約27センチで、イボの低い四葉キュウリです。
果形の揃いが良く、収量性の高いキュウリです。
・草姿
節間は短く、側枝もそれほど旺盛ではないものの、
雌花の数は多く、葉も健康的で、丈夫な株に育ちます。
・食味
四葉系のキュウリのシャキシャキとした食感が感じられ、
とても食べ応えのあるキュウリです。
苦味も少なく、マイルドな味なので、お子さまでも食べやすく、
食卓に並べやすい味です。
四葉系のキュウリは、中国生まれのキュウリで、
炒め物などにも使われています。
生食以外の食べ方も、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
まずはサラダで味を堪能してみましょう
■近成夏四葉の栽培のコツ
・種まきの適期
種まきの最適期は、4月中旬~5月中旬頃です。
一般的な四葉キュウリと比べて、やや早まきもできる品種です。
中間地の場合、最適期である、4月中旬頃に種をまくと、
5月のゴールデンウィーク明け、2週目あたりに植えつけができ、
6月中旬頃~8月中旬頃まで収穫が楽しめます。
・適作型
普通露地栽培~夏秋栽培にも適しています。
立体栽培もできますが、地這い栽培もできる品種です。
地這い栽培は、整枝などの管理作業を容易にすることができるので、
省力栽培として、今注目を集めています。
立体栽培よりもスペースを要してしまうのはデメリットですが、
整枝などの難しい管理をしなくていいのは、大きいメリットです。
・栽培のポイント
有機質に富んでいて、保水力のある畑づくりを心がけましょう。
また、高温期には敷き藁を用いて、乾燥防止と、
地温を低下させ、病気の防除に努めましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方