耐病あけぼの
耐病あけぼのは、株式会社ときわ研究場のキュウリの品種です。
”耐病”とあるように、うどんこ病と褐斑病に耐病性のある品種なので、
病気に強く、非常につくりやすい品種です。
スタミナのある品種なので、
栽培後期までしっかりとした形の良いキュウリがとれるのも魅力です。
耐病あけぼのの特徴や栽培のコツについてまとめました。
[耐病あけぼの]
■耐病あけぼのの特徴
・果実
果実の揃いが良く、ツヤがあり濃いグリーンのキュウリがたくさんとれます。
スタミナがあるので、栽培後期になっても奇形果が出にくく、
最後の最後までなり続けます。
・耐病性
耐病あけぼのは、うどんこ病と褐斑病に耐病性をもっています。
キュウリがなりやすい2つの病気をカバーしてくれる品種ですので、
安心して栽培することができます。
・入手方法
耐病あけぼのは、約20粒の小袋で種子が販売されています。
値段は648円(税込)で、インターネット通販で簡単に手に入ります。
■耐病あけぼのの栽培のコツ
・適作型
パイプハウス栽培に最適な品種です。
・種まきの適期
3月~8月頃までが種まきの適期です。
・植え付け
畝幅は約1メートル、株間は約60センチ必要です。
育苗してから植え付けるのがおすすめですが、直まきも可能な品種です。
発芽適温が25~30度とやや高めの設定になるので、
できるだけ気温が上がってから栽培をスタートさせると良いでしょう。
また、発芽は気温だけでなく、水分条件も大きく絡んできます。
しっかりと水やりを行い、乾燥させないように注意しましょう。
仕立て方は通常の3本仕立てのような直立に伸ばす方法と、
合掌づくりに支柱を立て、つるを誘引する方法とがあります。
・整枝
親づるは7節目までの脇芽と果実は全て摘み取ります。
それ以降は2葉残して摘心します。
孫枝は3本程度まで放任して栽培することができます。
・元肥と追肥
元肥は1平方メートルあたり、堆肥1.5キロ、化成肥料150グラム、
苦土石灰100グラムを入れて良く耕します。
追肥は1回につき、化成肥料3~5グラムを2週間に1回施します。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方