夏王みどり二号胡瓜
夏王みどり二号胡瓜は、山陽種苗株式会社の品種です。
このキュウリは、”夏王”という名前の通り、
高温期、7月~8月の夏の栽培に適しているキュウリです。
しかし、いくら夏野菜とは言え、日本の異常な暑さは、
キュウリにも、辛い時期となります。
どのように育てたら、夏王みどり二号が上手に育てられるでしょうか?
■夏王みどり二号胡瓜の特徴
・耐病性と耐暑性を兼ね揃えた品種
夏王みどり二号胡瓜は、暑さに強く、病気に強い品種です。
家庭菜園で上手にキュウリを栽培するにあたって、
この2つのポイントは、かなり大きいです。
夏王みどり二号胡瓜が耐病性をもっている、
べと病やウィルス病は、暑さによる乾燥なども要因になるので、
暑さに強いことは、病気に強いことにもつながります。
・果実
果実の長さは、約22~23センチで平均的です。
重さも、平均くらいで、約100グラムです。
白イボ系のキュウリなので、見た目も良く、色ツヤも綺麗です。
高温期に強い品種ということで、夏に収穫した果実も、
秀品率が高い特徴があります。
・美味しさ
皮はとてもやわらかく、食味の良い品種です。
クセの少ない味なので、サラダやお漬物、
なんにでも使えます。
冷やし中華もキュウリが美味しいとさらに美味しい♪
■夏王みどり二号胡瓜の栽培のコツ
・種まきの適期
露地栽培では、3月中旬頃から、7月半ば頃までまけます。
3月~4月の種まきでは、主枝、側枝、どちらも節成りになりやすく、
側枝はあまり伸びません。
5月以降の種まきでは、主枝の中位節から節成りになり、
側枝も節成りになりやすいです。
・おすすめの適期
3月~4月の種まきは、温床育苗やトンネル栽培が必要なので、
家庭菜園ではあまりおすすめ出来ません。
上手にキュウリを栽培するという点では、5月中頃がベストですが、
6月頭頃に種まきすれば、7月下旬~10月いっぱいまでと、
長い期間収穫することができます。
・栽培の注意点
長く栽培するということは、それだけ、栄養も必要になりますし、
栽培期間を通して、株の元気を保たねばなりません。
水切れ、肥料切れには充分注意して栽培しましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方