南進
南進(なんしん)は、タキイ種苗店のキュウリ品種で、夏秋品種です。
夏秋品種には、夏秋節成や、夏すずみ、北進(ほくしん)などがあります。
北進は、同じタキイ種苗店でつくられた品種で、
南進の方が少し長く色濃いキュウリです。
南進の特徴と育て方のコツをご紹介します。
[南進]
■南進の特徴
・夏秋キュウリ
南進は遅まきできるキュウリなので、暖地の場合、
11月下旬頃まで収穫することができます。
春夏キュウリとリレー栽培する方も多いです。
・歯切れが良い
平均果長21~22センチの南進は、スーパーで販売されるサイズのキュウリで、
とても歯切れが良く、サラダ、野菜スティック、浅漬けに最適です。
・高温期にも強い
真夏は少々生長が緩やかになりますが、南進は比較的高温期にも強く、
小づるの発生も旺盛で育てやすい品種です。
■南進の栽培のコツ
・栽培適期
冷涼地の場合、4月上旬に種まき、5月中旬に定植させ、
6月下旬~10月終わりまで収穫できます。
また、6月下旬に種まきする場合は、7月中旬頃に定植させ、
8月中下旬~10月終わりまで収穫できます。
中間地の場合、4月上旬に種まきし、5月のゴールデンウィーク明けに定植させ、
6月中旬~8月終わりまで収穫できます。
6月下旬に種まきすれば、7月下旬に定植させ、
8月終わり~10月いっぱいまで収穫することもできます。
暖地の場合、3月下旬に種まきし、5月上旬に収穫して、
6月上旬~8月下旬頃まで収穫できます。
7月中旬に種まきすれば、お盆前には定植でき、
9月中旬~11月下旬まで、秋のキュウリを楽しむことができます。
・定植
植え付けは、本葉3枚程度の若苗を定植させて、初期の生育を促します。
・整枝、摘芯
下から7節目までの側枝、雌花は早めに除去します。
また、生育中期以降は葉が混み合わないように、
整枝、摘葉をしっかりと行います。
・追肥
追肥と水やりは、一番果を収穫する頃から開始し、
以後、7日~10日に1回遅れないように与えます。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方