リスペクト
リスペクトは、株式会社ときわ研究所のハウス栽培用のキュウリです。
リスペクトは、耐病性に優れている品種なので、とてもつくりやすいです。
また、収量性や果形の安定性に優れているので、市場性も高く、
プロの農家の方々からも、高い評価を得ています。
■リスペクトの特徴
・果実
リスペクトの果実の長さは、約22~23センチでやや長めです。
果実の色合いは実に濃く、緑がハッキリとしていて、ツヤがあります。
ツヤが感じられ、見るからにおいしそうです。
肩こけも少なくて、秀品率が高く、安定性に優れています。
・収量性
果実の大きくなるスピードが早く、生育初期から多収が見込めます。
樹ボケの心配も少なく、育てやすいハウス栽培用品種です。
また、夏に強い性質をもっているので、高温下においても、
ぐんぐん、果実が伸び、尻細果といった奇形の果実も出来にくいです。
・耐病性
複合耐病性といって、複数の病気に耐病性をもった品種です。
褐斑病、うどんこ病にとても強く、べと病の心配も少ないです。
キュウリがかかりやすいこれらの病気に対して耐病性をもっているので、
薬剤の散布を少なく済ませることができ、安定した栽培が行えます。
また、たくさんあるキュウリの品種の中でも、リスペクトは、
環境適応性も高いので、幅広い作型での栽培が可能となっています。
■リスペクトの栽培のコツ
・雌花の着生率
主枝雌花率は、7月まきで、20~40パーセント、
8月まきで、30~40パーセント、12月以降の種まきで、60~70パーセントです。
各節1~2果実ずつ成ります。
・適作型
促成栽培、半促成栽培、雨除け栽培、ハウス晩抑制栽培に適しています。
耐病性品種の中でも、環境に適応しやすく、
多くの作型に適しています。
・水やりと追肥
生育が良い分、果実の肥大も非常にスピーディーなので、
水やりはやや多めを心がけます。
また、追肥においても、遅れないように早め早めに、
肥料を与えていくのが望ましいです。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方