ドカナリ千成
ドカナリ千成(どかなりせんなり)は、
ナカハラのタネ(中原採種場)から出ているミニキュウリです。
千成シリーズのミニキュウリで、他にカリカリ千成、ミニミニ千成があります。
千成シリーズはプランターでの栽培もでき、とても育てやすい品種です。
ドカナリ千成の特徴と栽培のコツをご紹介します。
[ドカナリ千成]
■ドカナリ千成の特徴
・千成とは?
千成キュウリの千成とは、たくさんの果実が群がってなることを意味します。
1,000個とは言いませんが、ミニキュウリがいくつもなり、
家庭でも簡単に収穫することができます。
主枝、側枝ともに完全節成り、房成りで、1節に1~3果以上もの実をつけます。
千成の由来もここにあり、次々に収穫することができます。
・ミニキュウリと普通のキュウリの味の違い
ドカナリ千成は、果実約9~10センチ、重さ約40グラムの小さなキュウリですが、
シャキッとした歯ごたえの良さが売りで、味は、普通のキュウリと変わりません。
ミニサイズのキュウリなので、サラダなどに使い切りやすいです。
お漬物にしてもおいしいので、キュウリの一本漬けにチャレンジしてください。
・品質が良い
ブルームレスキュウリなので、イボがなく、
ツルっとしていてとても綺麗な形をしています。
曲がり果や奇形果の発生も稀で、揃いが良く、
家庭菜園だけでなく、直売所向けの品種としても注目されています。
■ドカナリ千成の栽培のコツ
・作型が幅広く、いつからでも育てやすい(※西日本標準)
ドカナリ千成は、1月~8月中旬頃まで、いつでも栽培を開始することができます。
まだ気温の低い1月~2月の種まきは、ハウス半促成栽培、
春先の3月下旬~6月、梅雨入り前くらいまでは、露地栽培、
それ以降は、ハウスで抑制栽培ができます。
・収穫は早めに行う
ミニキュウリは元々、花丸キュウリと呼ばれていました。
今ではその名前を見聞きすることは少なくなってしまいましたが、
ミニキュウリの歴史は意外と古いです。
開花から収穫までの日数も短く、次々になるので、
ミニキュウリの栽培は、収穫がとても大切です。
株を疲れさせないためにも、早め早めに収穫を行いましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方