グラッチェ1号
グラッチェ1号は、朝日工業株式会社のキュウリの品種です。
朝日工業株式会社は、野菜の種苗を専門とした会社ではありませんが、
牧草製品や、ガーデニング用品にも力を入れている会社です。
野菜の種苗としても、キュウリの他、トマト、カボチャ、ブロッコリー、
ホウレンソウ、コマツナ、ニンジン、レタスなどなど、
多くの野菜の種苗を取り扱っているので、種苗メーカーとしても、
名が知られている会社です。
今日は、朝日工業株式会社のキュウリの品種の中から、
グラッチェ1号という品種の紹介をさせていただきます。
■グラッチェ1号の特徴
・褐斑病に強い
グラッチェ1号は、褐斑病にとても強く、収量性の高い品種です。
促成栽培、半促成栽培に適した品種で、プロの農家の方にもおすすめです。
・果実
キュウリらしいキュウリと言えるほど、その果実の姿はとてもきれいで、
色が濃く、イボが高いので、市場性に優れています。
プロの方はもちろんのこと、自分の家の家庭菜園でとれた野菜を、
売りたいな~と考えている方にも向いています。
・味
果実はしっかりとした硬さがあり、シャリ感があるので、
とても美味しく、おやつや、水分補給、夏バテ対策にも適しています。
・草姿
草勢は旺盛で、伸びる子枝、孫枝もしっかりとした強い枝になります。
・グラッチェ1号と2号の違い
グラッチェ1号は、果実の長さが、約21~22センチで、春先も長くなりすぎません。
対するグラッチェ2号は、1号の特徴をそのまま受け継ぎつつ、
果実の長さのみ、やや長めの、約22~23センチとなります。
■グラッチェ1号の栽培のコツ
・水やり
多収品種なので、しっかりと水やりを行い、果実の肥大を促します。
・適作型
ハウス促成栽培の場合、種まきの適期は、10月上旬頃です。
定植は、11月下旬頃となります。
12月中旬頃より随時収穫が可能となり、6月の中頃までとれます。
収穫期が長いので、株を疲れさせないように、大切に育てましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方