クラージュ2
クラージュ2は、うどんこ病と褐斑病に強いハウス栽培用のキュウリの品種です。
キュウリの種苗を専門につくる、株式会社ときわ研究場の品種です。
病気に強い品種は薬剤の散布を抑えることができるため、
管理作業を省力化することができます。
また、病気に強くスタミナがあるので、栽培後半を過ぎても株がバテず、
品質の良いキュウリを最後まで収穫することができます。
[クラージュ2]
■クラージュ2の特徴
・果実
果実の長さは、約22~23センチです。
濃い緑色をしていて見るからに新鮮でおいしそうな果実は、
果実の長さの変化が少なく、毎回同じくらいの大きさで収穫することができます。
・草姿
草勢は中くらいです。
側枝、孫枝の発生も安定して、丈夫に育ちます。
葉の色は濃い緑色で大きさは中くらいです。
太陽の光を浴びやすい草姿になるので、たっぷりと日の光にあてて、
株そのものを丈夫に育てるように心がけましょう。
・収量性
果実は初期から多収が見込め、良品ばかりが収穫できます。
・耐病性
褐斑病とうどんこ病、そしてべと病にも耐病性をもっています。
クラージュ2は病気に強いので、減農薬栽培にも適した品種です。
■クラージュ2の栽培のコツ
・適作型
ハウス栽培に適した品種ですので、露地栽培は不可です。
・種まきの適期
無加温で栽培する場合の種まきの適期は、3月~8月頃です。
・栽培のポイント
ときわ研究場は、キュウリ品種の育成だけでなく、
キュウリ栽培にピッタリな台木もいっしょに育成しています。
クラージュ2の場合は、「ぞっこん」や「ときわパワーZ2」、
「ときわGT-Ⅱ」という台木に適しています。
・果実
果実の肥大がとてもスムーズな品種です。
そのため、水切れや肥料切れには充分気を付けておきたいところです。
果実がなり、その果実が肥大するくらいのタイミングになったら、
やや潅水量をふやして、追肥も2週間に1度くらいのペースで、
少量ずつ、数回に分けて施肥していきましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方