ときわ地這い
ときわ地這いは、サカタのタネから販売されている
地這いキュウリの品種です。
子づる、孫づるに果実がなり、地面に這わせてつくるキュウリです。
育て方は一般的なキュウリと異なりますが、
白イボ系の皮の柔らかいキュウリで、
とてもおいしく家庭菜園でも育てやすい品種です。
■ときわ地這いの特徴
・地這い栽培とは?
地這い(じばい)栽培とは、つるを地面に這わせて育てる方法のことで、
カボチャと同じように育てます。
一般的なキュウリは立体栽培といって、支柱を立て、
上に伸ばしていく育て方をしますが、
地這いキュウリは横に伸ばし、支柱を必要としません。
その分スペースが必要となりますが、病気や暑さにも強く栽培は簡単です。
■ときわ地這いの栽培のコツ
・種まき
ポリポット(3号)に3粒ほど種をまきます。
本葉1~2枚のころに1本に間引き、本葉3~4枚になったら植え付けます。
・植え付け
2週間ほど前までには土作りを終わらせておきます。
キュウリの根は浅く横に広がるので、充分なスペースをとり、
畝幅180センチ、株間90センチの畑を作ります。
・管理
一般的なキュウリの栽培では、植え付け時に支柱を立て、
伸びたつるを絡ませて育てていきますが、
ときわ地這いは、スイカやカボチャのように地面に這わせて育てます。
そのため、管理方法は通常とは少し異なります。
まず、必要なのは乾燥を防止するための敷きワラです。
敷きワラをしいて、その上につるを這わせていきます。
親づるは、本葉6~8枚を目安に芯止めし、子づるを4本ほど伸ばします。
子づるは15~20節目で摘芯し、孫づるに着果させます。
キュウリは根が短く、多くの水分を株に吸収することが出来ないので、
畑が乾いたらこまめに潅水が必要です。
夏は日中に水を与えると葉焼けしてしまうこともあるので、
早朝や夕方、涼しい時間帯を狙って潅水するようにしてください。
・収穫
ときわ地這いの収穫適期サイズは22センチほどです。
なるべく早どりを心がけ、株を疲れさせないようにします。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方